取材

ツバルに生きる人々の声をGoogle Earth上にマッピングした「Tuvalu Visualization Project」


南太平洋にある島国・ツバルは4つのサンゴ礁に囲まれた島と、5つの環礁からなっており、国中で最も海抜が高いところが4.5mという非常に海抜の低い国です。今後、気候変動で海面が上昇すると国全体が海に沈んでしまうのではないかとも危惧されています。

そのツバルの人々のポートレート写真集「ツバルに生きる一万人の人類」とGPSフィールドワークで撮影したツバルの日常風景をGoogle Earth上にマッピングして可視化したプロジェクト「Tuvalu Visualization Project」(渡邉英徳/遠藤秀一)が、第13回文化庁メディア芸術祭のアート部門審査委員会推薦作品となり、展示が行われていました。

詳細は以下から。
会場で流されていたデモ映像はこんな感じでした。
YouTube - Google Earth: Tuvalu Visualization Project Preview



実際に会場で触ってみました。Google Earthでツバルに近寄っていくと何か見えてきました。


島の上に人々の顔写真がポップアップしています。


試しに一人クリックしてみました。


すると、このようにその人のメッセージが読めます。この方はMelita Fossagaさん(80)。「ここに座って、新鮮な空気を感じ、孫が遊んでいるのを見ているのが楽しいんだ」とのこと。


他の島に移動してみました。


GPSフィールドワークで撮影したという写真がギッシリ。


ツバルの海岸線。


ツバルの場所はこのあたり、オーストラリアやニュージーランドが見えていますが決して近いとは言えない距離です。


公式サイトでは、自分のGoogle Earthでもこれらのメッセージや写真を表示させられるようにデータファイルが配布されています。

Build the Future with 10,000 Tuvaluan: Tuvalu Visualization Projectの赤枠で囲った部分から写真集「ツバルに生きる一万人の人類」のデータがダウンロード可能。


Tuvalu Mapping: Tuvalu Visualization Projectからはフィールドワーク写真データがダウンロードできます。


© 首都大学東京渡邉英徳研究室 / 特定非営利活動法人ツバル・オーバービュー

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