映画

実写版「攻殻機動隊」の脚本家が「アクション尽くし」「ネットには無限の可能性がある」と作品内容に言及


士郎正宗のマンガ「攻殻機動隊」は1995年に押井守の手でアニメ映画化され、日本だけではなく全世界にその影響を与えました。一例として、映画監督であるウォシャウスキー兄弟がディレクターのジョエル・シルバーにこの映画を見せられ、インスパイアされて作られたのが「マトリックス」であることは有名なエピソードとして語られています。

アニメとしては2002年に「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」、2004年にその続編の「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」、2006年にさらなる続編の「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society」が製作されましたが、現在、実写映画化権をスティーヴン・スピルバーグとドリームワークスが獲得して3D実写映画化も進められています。


この実写映画で脚本を担当するレータ・カログリディスが作品についてインタビューを受け、いろいろと内容を語っています。

詳細は以下から。
Exclusive: Laeta Kalogridis Talks Ghost in the Shell Movie & More - MoviesOnline

これは、カログリディスさんが脚本を担当し、まもなく公開となる映画「シャッター アイランド」に関するインタビューの中で触れられたもの。カログリディスさんは現在、「Demonkeeper」と「Ghost In The Shell(攻殻機動隊)」を担当しています。

インタビューの中で、現在製作中の「Ghost In The Shell」が1995年のアニメ映画のリメイクなのか、それともオリジナルのマンガからの翻案なのかと聞かれたレータさんは「『Ghost In The Shell』はもともとマンガ原作で、アニメ映画やそこから生まれたテレビアニメもすべてマンガから生まれたものだ」と回答。

Ghost In The Shell Script: Action, Atmosphere & The Internet - Screen Rant

また、別のインタビューの中では、映画は士郎正宗のマンガをもとにしていて、とにかくアクション尽くしの内容であると語っています。「映画はインターネットという技術の全てが持つ、限りない可能性について関係しています」とも付け加えたそうで、攻殻機動隊の特徴である電脳空間を用いた表現についても期待できそう。

日本のマンガをハリウッドで映画化、というところにいまだに不安は残りますが、映画「Ghost In The Shell」は2011年公開予定です。

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in 映画, Posted by logc_nt

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