アニメ「刀語」の資料流出はハッキングによるものと制作会社が発表

1月5日に1月末からフジテレビ他にて放送されるアニメ「刀語」の資料が流出するという事件が発生しました。「画像が誤ってアップロードされてしまった」ぐらいならまだよかったのですが、公式サイトでも公開されていないオープニング映像やキャラクターデザイン、さらに作品がたとえ放送されていたとしても書籍化されるとは限らないシナリオや絵コンテまでが流出するという事態に、いったい何事かと思いましたが、制作会社WHITE FOXによって「ハッキング行為による流出」だったとの説明が行われました。

詳細は以下から。
新着情報 - 株式会社 WHITE FOX

アニメ「刀語」設定資料等の流出に関するお詫びとお知らせ

平成22年1月4日未明に、弊社FTPサーバに対する第三者にハッキング行為による作品機密資料の流出という事態が発生しました。

このような事態に対し、関係各社様および作品を楽しみにしていた視聴者の方々に多大なご迷惑、ご心配をおかけすることになりました事を深くお詫び申し上げます。

以後の動向については警視庁ハイテク犯罪対策総合センターおよび弊社サーバ管理担当との連携を取りつつ捜査を進めて参ります。

また、弊社HP窓口にこの件に関しての多くの情報メールを送っていただいた方々には、個別の対応が難しくなっておりますのでこの場を借りましてお礼申し上げます。

今後の調査結果に関しては当HP上でお知らせしていく所存です。

これは、「刀語」のアニメーション制作を担当している株式会社WHITE FOXの代表取締役、岩佐岳氏の名前で公開されたもの。これによると、資料は1月4日未明にWHITE FOXのFTPサーバ上からハッキングによって流出したとのことで、現在警視庁と連携して捜査を進めているところだそうです。

「刀語」は1月末からフジテレビ、毎日放送、BSフジで1ヶ月に1話ずつ放送される”大河アニメ”。全12話それぞれ放送前に各キャラクターを演じる声優陣がこれから作品を観る視聴者向けに色々と話をしてくれる「まえがたり」と、声優陣がそれぞれの物語を"見て""演じて"感じた色々な事を語ってくれる「あとがたり」が公式サイトで配信されることになっています。

視聴者からしてみれば、情報が流出したからといって作品がつまらなくなったというわけではないので、気を取り直して、放送を楽しみに待ちたいところですね。