一体誰が得をするのか?男性用下着の広告がやたらセクシーな理由が明らかに


上の画像はデビッド・ベッカムをモデルに起用した2007年のアルマーニの男性用下着の広告ですが、このようにセクシーな男性が扇情的なポーズをとっている男性用下着の広告を見かけて、「一体誰にアピールしたいんだ?」と疑問に思ったことがある人も多いのではないでしょうか?

男性に向けて男性がセクシーなポーズを取っても喜ぶ人はあまり多くないため、誰に何を伝えたいのかという意図が理解し難いところですが、あるデパートの顧客に対する調査によって、意外と知られていない男性用下着のマーケティングの事情が明らかにされています。

詳細は以下から。Men only buy pants for 17 years of their lives - Telegraph

イギリスのデパートDebenhamsの顧客に対する調査により、男性は人生のうちでわずか17年間しか自分の下着を買わず、それ以外の数十年間は下着の購入を女性に任せきりだということが明らかになりました。この消費者動向を受けて男性用下着売り場のディスプレイや男性用下着のセクシーな広告は実は女性をターゲットに作られているそうです。

この調査結果では、生まれてから10代までは男性は母親の買ってきた下着を身につけ、およそ19歳から36歳までの17年間のみ自分の下着を自分で購入する生活を送った後は、配偶者やパートナーに下着の購入を任せるようになり下着売り場から遠ざかるということが示唆されています。女性と違って男性の場合は下着を買う際に試着する必要もないので、特にこだわりがない限りは日常的な消耗品の一部として母親や妻に購入を任せても問題ないようです。

DebenhamsのRob Faucherand氏は「最もマッチョな男性たちでさえ、下着、つまり彼らの男のシンボルに最も近い衣料品の購入という重大な任務を、可能な限り早く女性へと委任してしまうのは少し不思議な気もします」と語っています。「この現象についてフロイト派に分析してもらえばきっと人間関係についての興味深い洞察が得られることでしょう」

男性用下着販売でイギリス最大手のマークス&スペンサー(M&S)はこの動向に随分前から気付いていて、店舗の男性用下着売り場は女性客をターゲットとした売り場作りをしていると証言しています。多くの下着メーカーも女性をターゲットとしたマーケティングを行っているとのことです。中でも特筆すべきはアルマーニで、デビッド・ベッカムを男性用下着のモデルに起用したエロティックな広告は女性の感受性にアピールするように作られているそうです。

やたらセクシーな男性用下着の広告を見て「一体何がしたいんだ……?」と疑問に思っていた人も、ターゲットとなる実際の購入者層は女性であると聞くと納得できるのではないでしょうか。


M&Sのスポークスマンは「デビッド・ベッカム風のヒップスター・パンツを購入しているのは圧倒的に女性が多いことがわかっています」と語っています。また、M&Sのオンラインショップで男性用下着について書かれているレビューのほとんどは女性によるものとのことです。

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in メモ,   Posted by darkhorse_log