取材

市場で働く人のために夜中でも営業するうなぎ屋「天五屋」で鰻丼を食べてきた


大阪市北区の天神橋筋商店街近くに「天五屋」といううなぎ屋があります。近くに天満市場があって深夜・早朝でも働く人が多いため、夜中から営業しているということで有名なお店でしたが、今は普通に18時から営業するようになっているのでいったい市場の人に愛された味というものがどんなものか味わってきました。

レビューは以下から。
鰻「天五屋」公式サイト
http://www.tengoya.com/


場所はこのあたり。天神橋筋商店街(天五商店街)から東へ外れたところにあります。

大きな地図で見る

あまり大きな店ではないので、ふらふら歩いていると見落としてしまいそう。


2階はバーになっています。


営業時間は18時から売り切れまで。休みはサイトでは土曜日となっていましたが、実際は月曜日となっていました。月によって変更がある場合があるようなので、確実に行きたい場合は事前に確認した方がよいようです。


うなぎの寝床」のように細長い店内。


飾られていた大黒様。


「大入」の板が数多く並べられていました。


メニューはこんな感じ。


卓上のメニューには写真が付いていてわかりやすい。今回は「二段重ね八切れのせ+上うまき+肝吸いor玉吸い」の上セット(3750円)にしました。


店が狭いため、すぐ背後で作っているのが見られます。


まず上うまきが登場。


できたてで卵がふんわりしており、中はとろとろ。


中にはしっかりとうなぎが入っています。


お次は鰻丼。


二段重ねの八枚のせなので、ごはんを食べ進めていくとさらに4枚のうなぎが登場します。うなぎは脂でギトギトした感じではなく、さっぱりパリッと焼き上げられたもの。表面がこんがりと焼かれており、家で鰻丼を作っても真似できない食感になっています。正直、以前いろいろなうなぎを食べ比べた結果からあんまり差は出ないのではないかと思っていましたが、冷凍の蒸しうなぎと焼きうなぎを比較するのがそもそもの間違いでした。焼いたうなぎは脂のクドさが抜け、魚料理らしい感じです。


こちらは肝吸い。


インスタントの肝吸いとは違い、捌いたうなぎから取られた肝がゴロリと入っています。


玉吸い。うまきでたくさん卵を食べているので、ちょっと卵分を取りすぎになってしまうかも。


最初はボリュームが足りないのではないかと思いましたが、ちょうど腹八分目の適量です。


調理場。ごはんもおいしいと思ったら、釜で炊いていたようです。


うなぎは持ち帰りも可能。


味も上々、お腹もふくれて満足感は高いのですが、値段も高め。かつてはかなり安い鰻丼もあったようなのですが、店主の代替わりもあり値段が上がってしまったようです。時代の移り変わりもあり、安くて美味しい鰻丼を提供していくというのはなかなか難しいのかもしれません。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
うな丼と牛丼が合体、すき家の「うな牛」試食レビュー - GIGAZINE

今日は土用の丑の日(前編):そのウナギは本当に国産なのか? - GIGAZINE

今日は土用の丑の日(後編):「中国産」vs「鹿児島」vs「鹿児島産」 - GIGAZINE

今日は土用の丑の日(番外編):ウナギを使わない安全な鰻丼を作る - GIGAZINE

in 取材,   試食, Posted by logc_nt

You can read the machine translated English article here.