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エコカーの購入検討時、消費者は環境(エコロジー)より経済性(エコノミー)を重視している


環境に配慮したハイブリッドカーや電気自動車など「エコカー」が注目を集めていますが、ソニー損害保険株式会社が調査したところ、消費者はエコカーが環境にいいとはわかっていても、買い換え時には環境への良さよりもお金の節約を重視していることが明らかになりました。若い世代ではそもそも自動車を所有していないという人も増えていますが、所有している人もやはりコストを重要視しているようです。

詳細は以下から。
ソニー損保、「エコカーに関する調査」| 2009年度リサーチレポート|【ソニー損保】 トピックス

調査は20代~50代の「自家用車を保有し、エコカーに関心がある」男女に対してインターネットで実施され1000名の有効回答を得ました。

ガソリン車からエコカーへの買い換えについて、良いことだと思っている人が約90%ですが、「コストがかかってもエコカーを選ぶ」としたのは「ややあてはまる」を含めても26%ほど。エコカーの購入理由も環境への配慮よりもお金の節約によるものとした人が半数以上にのぼっています。


ガソリン車とエコカーの価格差については、価格差にかかわらずエコカーを選ぶとした人は2.6%。逆に、同じ価格でも買わない人が4.7%。価格差が20万円以内なら買ってもいいかなと思っている人が半数はいるようです。


エコカーのイメージは、デザイン・高級感はいずれもポジティブな意見がネガティブな意見を若干上回っています。しかし、6割以上の人が「割高感がある」と感じているようで、低価格化が進んではいますが割高なイメージを払拭するには至っていないようです。


すでにエコカーを購入している人は5.0%。具体的に購入予定を立てている人が5.0%、具体的に予定はないが購入したいと思っている人が81.2%で、合計86.2%の人はエコカーを購入してもよいと考えているようです。一方、8.8%の人は購入したいとは思わないと解答しています。


エコカーを購入したいと思っている人に対して、購入時に検討したいと思っている自動車を複数回答で聞いたところ、トップはトヨタの「プリウス」でした。以下、ホンダの「インサイト」「フィット」、トヨタの「ヴィッツ」「エスティマハイブリッド」と続いています。


いくら環境に良いと言われても、新車だと安くても200万円近くするだけあって、価格差の問題は大きいようです。自動車の買い換えはそう頻繁にあるものではないので、次に自分が買い換える時に安くなっていれば……と思いながら現在乗っている車に乗り続けている人も多いのではないでしょうか。

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in メモ, Posted by logc_nt

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