ソニーが日本でもPS3でPS2ソフトを動作させる特許を出願、ついに互換性実現なるか


6月30日にGIGAZINEでアメリカのソニー・コンピュータエンタテイメントがPS3のCellプロセッサを利用してPS2のCPUである「Emotion Engine」の動作を再現する技術の特許を取得したことで、悲願となっているPS3とPS2の互換性の実現へ前進したことをお伝えしましたが、日本でもソニーが特許を出願したことが読者からのタレコミによって明らかになりました。

なんと「Emotion Engine」だけでなく、現行の80GBモデルや40GBモデルのPS3でPS2ソフトを動作させるために必要なPS2のグラフィックプロセッサ「Graphics Synthesizer」の動作をPS3上で再現する方法についても言及されています。また、特別なハードウェア上の変更が必要ないため、現行モデルのPS3でもファームウェアのアップデートなどで利用できるようになる可能性は十分に考えられます。

詳細は以下から。
独立行政法人「工業所有権情報・研修館」が開設している特許・実用新案広報データベースで「文献種別:A、文献番号:2009-527836」で検索したところによると、7月30日にソニーがPS3でPS2ソフトを動作させる特許を出願したことが掲載されています。

出願人はソニー・コンピュータエンタテインメントで、発明者はソニー・コンピュータエンタテインメントヨーロッパリミテッドのヒューズ コリン ジョナサン氏とソニー・コンピュータエンタテインメントアメリカインクのサーゲイソン スチュアート氏。

これがPS2のシステム構成図


PS2のCPUである「Emotion Engine」


PS2のグラフィックプロセッサ「Graphics Synthesizer」の概要


そしてPS3のシステム構成図


PS3のCPUである「Cellプロセッサ」の概要。1個の汎用プロセッサコア「PowerPC Processor Element (PPE)」 と8個の「Synergistic Processor Element(SPE)」を利用して処理していますが、1つのSPEがOS用に割り当てられおり、6つのSPEが実際に処理しています。ちなみに残る1つは障害が生じた時のための予備として利用されているとのこと。


こちらはグラフィックスユニット「RSX」


そしてこれがPS2のエミュレーションを行うプロセッサ(この場合はPS3のCellプロセッサ)内の論理的な相互作用を概略的に示す図。つまりCell上でPS2の「Emotion Engine」と「Graphics Synthesizer」の動作をエミュレーションした上で、画像データをPS3のグラフィックスユニット「RSX」に転送する仕組みのようです。


ちなみにこの特許自体が出願されたのは2007年2月19日となっているため、実際にPS3でPS2ソフトを動作させる機能が実装されるのがいつになるのかは分かりませんが、はたして今後どのような展開を見せるのでしょうか。長らく期待されている互換性の実現ですが、実現するのであればユーザーにとってもうれしいことですね。

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in ゲーム,  メモ, Posted by darkhorse_log