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2009年後半はネットブック新製品が登場せず?ただしAndroidモデルは発売か


安価でコンパクトなことから、手軽に利用できることで高い人気を誇る低価格ミニノート「ネットブック」ですが、主要メーカーが2009年後半には新製品を発売しない可能性が高いことが明らかになりました。

ただしスペックは従来と同じでGoogleの携帯電話向けOS「Android」を採用したモデルが登場するかもしれないとのこと。Windows XPモデルのネットブックを購入する時期を計りかねている人には朗報かもしれません。

詳細は以下から。
No new netbooks from Asustek, Acer in 2H09; Acer pushes back Android netbook

この記事によると、ネットブックメーカー大手で「EeePC」シリーズで知られるASUSと「Aspire One」シリーズでおなじみのAcerの2社が2009年後半にネットブックの新製品を発売しない意向であることが明らかになったそうです。


これはIntelが低消費電力とパフォーマンスの向上を実現した次世代Atomプロセッサのリリースを早ければ今年の10月という予定から2010年第1四半期に延期したことを受けたもので、ASUSは今年の1月に発表したタッチスクリーンモデル「EeePC T91」や「EeePC T101」、そしてGoogleの携帯電話向けOS「Android」を採用したネットブックを発売する予定があるものの、ハードウェア面では従来と変わらないほか、現時点で未発表の新製品が登場する予定は無いようです。

また、Acerはネットブックのマーケティングや研究開発予算を減少させており、2009年後半に10.1インチ液晶を搭載した現行モデルの「Aspire One」にAndroidを採用したモデルの発売を検討しているとのこと。

ちなみにAcerは8月にAndroidとWindows XPのデュアルブートが可能なネットブックを発売する予定でしたが、Androidに対する需要が高くないことが明らかになったため、リリースを延期したとしています。

ソニーが従来よりも高解像度な液晶ディスプレイを搭載したVAIO「Wシリーズ」を発表するなど、国内メーカーもネットブック市場に本格参入していますが、海外メーカーが新製品の発売を控えている間に新たな商品を投入してシェア逆転を狙うといった動きは起きるのでしょうか。気になるところです。

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in メモ,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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