メモ

3Dスキャナを使ってまだ生まれていない赤ちゃんを抱っこする方法


妊娠中に、生まれてくる子どものことをあれこれ考えるのは両親の楽しみですが、実際に抱っこしてみることだけは不可能。超音波スキャンを使って画像を見ることくらいしかできません。

しかし技術の進歩によって、実際にお腹の中にいる赤ちゃんのことをより強く実感できるように、もう一歩だけ進んだアプローチが試されているようです。


※少し生々しい画像があるので閲覧注意

詳細は以下。
Foetus models: New scanning technique lets an expectant mother hold her unborn baby - Telegraph

ブラジルのデザイナーJorge Lopesさんは、ロンドン王立芸術アカデミーの博士号の作品として、胎児の超音波エコーやCTスキャンのデータを3D化、ラピッドプロトタイピングの手法を使って胎児の実物大の模型を作っています。

この方法を用いることで、超音波スキャンのスクリーンを見ることができない視覚障害の妊婦さんでも、お腹の中の我が子の様子を知ることができるようになるとしています。

まず、CTやMRI、超音波スキャンといった方法で胎児のデータを取得。


このデータをもとに3Dデータを構築します。


そして、積層造形法で立体にしていきます。


唇や指といった細かな部分もかなりきれいに再現。


ごく初期の段階の胎児でもこのようにモデル化が可能なようです。


スキャンの深度を調整することでこのように骨の形状も取得できます。


これは胎内の結合性双生児の骨格


これは母親の骨盤も一緒にモデルにした例。骨盤の間を胎児が通り抜けてくるのがうまくイメージできます。


教育用のモデル制作としての用途はもちろん、生まれてくる子どもへの愛情を持てずに悩んでいる母親に対するケアとしての使い方も期待できると、ロンドン・キングスカレッジの婦人科医長であるスチュアート・キャンベル氏は語っています。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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