ネットサービス

「ウェブ魚拓」が取得した利用者のIPアドレスを開示


タレコミによると、Googleキャッシュのようにページを取得して記録できる「ウェブ魚拓」が、裁判所からの和解勧告を受けたため、ウェブ魚拓を取得した人のIPアドレスを開示するそうです。

詳細は以下から。
ウェブ魚拓
http://megalodon.jp/


現在、トップページに「発信者情報の開示について」ということで、以下の画像のように書かれています。


2ちゃんねるのあるスレッド及びまとめサイトによって名誉を毀損されたと主張する人物が、いくつかのウェブ魚拓について、取得した利用者のIPアドレスの開示を請求しました。

昨年末から話し合いを続けてきましたが、2009年6月22日に千葉地方裁判所の和解勧告を受けて該当利用者のIPアドレスを原告に渡すことになりました。

原告はこれからISPに個人情報の開示を請求すると思われます。
ISPに記録が残っており、個人情報の開示に応じた場合には、該当する利用者の方の所に裁判所から書類が届くことになるかと思います。

取得者のIPアドレスを開示した魚拓は以下の2点です。

http://s01.megalodon.jp/2008-1216-1649-46/dir.s349.xrea.com/20080820.html
http://s02.megalodon.jp/2008-1213-1055-10/arachnode.net/blogs/headline_2ch_net/archive/2008/08/19/479620.aspx

なお訴えられた方で各魚拓のアクセス数の資料が欲しい場合等には、できる範囲で協力させて頂きますのでご連絡ください。

調べてみると、以下の日時にて、「個人情報」ということで削除依頼が行われているようです。

2008年12月19日の削除依頼 - ウェブ魚拓

2008年12月28日の削除依頼 - ウェブ魚拓

なお、ウェブ魚拓でページを取得する際の利用規約にはちゃんとIPアドレスを取得し、必要な際には開示するという旨が以下のように書かれています。


運営会社は、魚拓を取得した時点での利用者のIPアドレスを保存しています。
これについて、運営会社は自らが必要と認めた際に開示することができるものとします。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
硫化水素で自殺するための情報をネット上から削除するべきか否か? - GIGAZINE

「レイトン教授」の制作会社、攻略サイト即刻削除の「お願い」を発表 - GIGAZINE

YouTubeへ大量の削除依頼を行う「コンテンツ検証プログラム」の使い方 - GIGAZINE

YouTubeから削除された動画の墓場「YouTomb」が登場、日本のアニメの削除件数は圧倒的 - GIGAZINE

YouTubeから削除されたムービーを視聴できる「Delutube」 - GIGAZINE

Wikipediaで特定の国会議員に関する不都合な記述が一斉削除、編集は衆議院内部から - GIGAZINE

総務省、Winnyで漏洩したファイルを強制削除する技術を開発へ - GIGAZINE

in メモ,   ネットサービス, Posted by darkhorse

You can read the machine translated English article here.