映画

あのマイケル・ムーア監督が新作を予定、今度は破綻したアメリカ経済がテーマ


はい、マイケル・ムーアです。新しい映画についてお話しする代わりに、私とともに我が愛するアメリカの人たちを救ってくれないかとお願いしようと思います。

経済の悪化はたくさんの人々を傷つけました。人々は政府の援助を受けざるを得ない状態に陥りました。福祉関係の省庁はベストを尽くしていますが限界があります。だから私はあなたたちのポケットにあるものを差し出して助けの手をさしのべてくれるようにお願いしたいのです。この寄付の缶を持ってあなたの会社のところにまで行って、シティバンクとかバンク・オブ・アメリカとかAIGとかゴールドマン・サックスとかJPモルガンとかほかの助けを必要としている銀行とか会社とかそういうところへの寄付を求めたいと思います。あなたの寛大さを見せてください。わかってます、あなたが今何を考えているか、わかってます。既に公的資金の分の税金は払っているよ、と。もちろん私はそのことも知っています。でももし過去にそれができたのであれば、今回ももう少しお願いできないでしょうか?少なくともいい気分にはなりますよね?

という旨のことを延々と語っている衝撃の予告編は以下から。
Untitled Michael Moore Project Teaser Trailer - Trailer Addict

YouTube - 'Save our CEOs' Teaser for Michael Moore's New Film Hits Theaters!


この予告編が公開された劇場では、以下のような感じで実際に寄付用の缶を持ったボランティアが登場したとのこと。

Volunteer "ushers," including Stephanie Blind (far right) and Maryam Riazian ... - Washington Times


Michael Moore's Next Movie - Movie Mom


アメリカでの公開は2009年10月2日を予定しており、Wikipediaによるとストーリーとしては以下のような感じになるそうです。

・October Surprise(2009年10月公開予定)

世界金融恐慌を取り上げるとしており、映画の共同配給元オーバーチュア・フィルムズ(Overture Films)とパラマウント・ヴァンテージ(Paramount Vantage)によると、この映画は2008年に決まった巨額の企業救済策でハイライトを迎えた「企業と政治のペテンをコミカルな視点でとらえた作品」になるという。

また、このエントリーによると、次回作についてムーア監督は以下のような説明をしているそうです。

「富裕層は、ある時期から、自分たちがまだ充分には裕福でないと思い込むようになった・・・彼らはもっと儲けたいと思った・・・もっとたくさんだ。それで彼らは、アメリカ国民が一生懸命働いて稼いだ金を、組織的に巻き上げる仕組みを企てた。一体彼らはどうやったのか?次回作でそれを明らかにするつもりだ。」

このタイトル未定の映画は現在撮影中であり、2009年3月27日にはニューヨーク証券取引所から出てきたトレーダーたちにアポなしの突撃取材を行っています。

こんな感じで突撃取材したようです


日本での公開はまだ未定のようですが、今回は日本にとってもなじみ深い話題であるだけに、是非とも公開して欲しいところです。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
急速な円高や全世界同時株安の原因、「サブプライム問題」とは? - GIGAZINE

リーマン・ブラザーズとAIGが破綻、それが一般人の生活に今後どのように影響するのか? - GIGAZINE

今ではとても皮肉なAIGのダイレクトメール - GIGAZINE

マイケル・ムーア監督次回作「Sicko」を米政府は必死で押収したいらしい - GIGAZINE

in 動画,   映画, Posted by darkhorse

You can read the machine translated English article here.