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食べても太らない?黄色い粉に隠されたカレーの秘密


同じ材料・同じ量で作った2皿の料理の片方に「黄色い粉」を加えると、もう一方の「黄色い粉」抜きの料理よりも太りにくい食事となるそうです。

その黄色い粉の正体は、カレーを含むインド料理の多くに使われる香辛料「ターメリック(ウコン)」。ウコンといえば二日酔いに効果的とされ「飲む前に飲む」タイプのサプリメントなどに取り入れられているイメージがありますが、日本人のソウルフード・カレーにも含まれていたようです。今回このウコンの肥満防止効果が科学的に検証されました。

詳細は以下から。Why eating a curry could STOP you from putting on weight | Mail Online

特に高脂肪な料理に加えられたときウコンはその威力を発揮し、肥満防止につながるとのことです。


ウコンには植物性のクルクミンという消化されやすい物質が含まれています。ボストンのタフツ大学の研究により、クルクミンには脂肪細胞の増殖を抑える効果があることがヒトの細胞培養およびマウスにおいて確認されました。

これはクルクミンが脂肪組織が拡張するときに必要な新しい血管の形成を阻害するためだと考えられています。

実験では2グループのマウスに同じ内容の高脂肪な餌を与え、一方のグループにのみ1回の食餌につき500mgのクルクミンを添加しました。12週間後、クルクミンを与えられたグループの方が対照グループより体重が低かったそうです。

クルクミンを与えられたグループのマウスは他方のマウスと比べ血管形成のペースが遅く、血中コレステロール濃度も低いことが観察されました。

主任研究員のMohsen Meydani氏は「体重増加は脂肪組織の増殖と膨張の結果であり、血管新生によって新しい血管(脂肪細胞が層を為した小葉構造を包む微少血管)が作られなければ、脂肪は増えることができません」と語っています。「わたしたちのデータは、クルクミンが高脂肪食を与えられたマウスの脂肪組織における血管新生を抑制することを示します」

次はヒトを対象とした臨床試験をする段階にあるとのことです。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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