ハードウェア

容量はBlu-rayの20倍、ついに500GBの記録容量を実現した「ホログラフィックディスク」が登場


2006年にGIGAZINEで次世代光ディスクとして「ホログラフィックディスク」が将来的に登場する予定であることをお伝えしましたが、ついに実際に登場することが明らかになりました。

1枚あたりBlu-rayディスク20枚分にあたる500GBの大容量を実現していることに加えて、従来のディスクとの互換性も維持しています。

詳細は以下の通り。
米GE、500GBのデータを保存できるマイクロホログラフィック・ストレージ技術を実証 | 日経プレスリリース

このリリースによると、アメリカのGEがDVDと同じサイズのディスクに500GBのデータを記録できるマイクロホログラフィック・ストレージ材料の実験に成功したそうです。


今回開発されたマイクロホログラフィック・ディスクは、記録フォーマットがDVDやBlu-rayディスクなどの現在の光ストレージとは異なるとしており、DVDやBlu-rayディスクがディスクの表面だけを使用して情報を保存するのに対して、ホログラフィック・ストレージ技術は情報ビットを表す三次元パターンをディスクに書き込み、読み込みするといったディスク全体を活用したフォーマットになるとのこと。

また、フォーマットが異なるとはいえ、基本的にマイクロホログラフィック・ディスクのフォーマットもハードウェアも現在の光ストレージ技術と極めて類似しているため、通常のBlu-rayプレーヤーに採用されている読み取りレンズと同様のものを用いることができるほか、CDやDVD、Blu-rayディスクのすべてを再生することが可能になるなど、互換性に優れているとしています。

ちなみに気になる登場時期についてですが、「皆さんが思うよりも近いのです」とされており、将来的には1TBを超えるディスクの開発も視野に入っているようです。

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in メモ,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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