レビュー

携帯電話やゲーム機、パソコンなどを同時に充電できる小型バッテリー「MyBattery Book X」を試してみた


携帯電話や携帯ゲーム機、ノートパソコンなどを同時に充電できる軽量でコンパクトな外付けバッテリー「MyBattery Book X」が4月7日(火)から発売されることを先月末にGIGAZINEでお伝えしましたが、JTTから貸し出してもらうことができたので、さっそくレビューをお届けします。

対応機種の多さや複数の機器を同時に充電できること、容量の大きさ、そしてなによりコンパクトで持ち運びやすいことが強みの「MyBattery Book X」ですが、実際にノートパソコンやニンテンドーDSi、PSP、iPhone 3Gなどを充電してみたところ、使用感はなかなか悪くありませんでした。

詳細は以下の通り。
パッケージの裏面


数々のコネクタが付属しており、さまざまな機器の電源として利用できます。


3.7V、8000mAh(8Ah)のリチウムイオン・ポリマー充電池を採用


内容物。本体やケーブル、コネクタ、ACアダプタなどに加えて専用ポーチとマニュアル兼保証書が付属しています。


これが「MyBattery Book X」の本体


裏面


各コネクタの説明は裏面上部に書かれています。


左からDC16V-20V出力、バッテリー本体を充電するためのDC19V入力、USB出力、DC9V-12V出力端子です。


「MyBattery Book X」の大きさを「ニンテンドーDSi」と比較したところ。なかなかコンパクトです。


薄さではニンテンドーDSiに引けを取る結果に。


「MyBattery Book X」を充電するためのACアダプタ


ACアダプタはかなり分厚い印象。


充電中。青色のLEDで充電状況を知らせてくれます。初回利用時だけ8時間の充電が必要ですが、2回目以降は3~4時間で充電可能。


付属しているケーブル。左からUSBケーブル、19V DC出力ケーブル、10.5V DC出力ケーブル、12V DC出力ケーブル、16/19V DC出力ケーブルです。


19V、16V、12V用のコネクタ


この中からパソコンに合ったコネクタをケーブルと組み合わせて利用します。パソコンによっては16/19V DC出力ケーブル単独で充電することも可能


10.5V、5V用のコネクタ


10.5V DC出力ケーブルと組み合わせたところ


USB充電ケーブルと組み合わせることもできます。


パナソニックのノートパソコン「Let'snote W8」を動作させながら充電しているところ。「MyBattery Book X」のエネルギー容量は3.7V(電圧)×8000mAh(電流容量)=29.6Wh、「Let'snote W8」が搭載しているバッテリーのエネルギー容量が10.8V×5.8Ah=62.64Whであるため、半分程度を充電することが可能です。なお、必ずしもすべてのノートパソコンを充電できるとは限らないため、動作確認できたノートパソコンについては、後日JTTの公式ページで告知するとしています。


続いて「iPhone 3G」を充電。iPhone 3Gのバッテリー容量は非公開ですが、3.7Vで1200mAhのバッテリーを内蔵しているiPhone 3G用ワンセグチューナー兼外付けバッテリー「TV&バッテリー」で充電したところ、80%充電することができたことを考えると、バッテリー容量は3.7Vで1500mAh程度と想定されるため、「MyBattery Book X」でだいたい6回ほど充電できる計算に。


「PSP-2000」はバッテリー容量3.6V、1200mAhであるため、7回には満たないものの、6回以上のフル充電が可能


市販のUSB充電ケーブルを用いて「ニンテンドーDSi」を充電。ニンテンドーDSiのバッテリー容量は3.6V、840mAhなので、10回には満たないものの、9回以上のフル充電ができます


複数の機器を同時に充電することも可能。ノートパソコンやUSBで充電できる機器に加えて、10.5Vの出力端子を利用すれば「VAIO Type P」や「Aspire One」といった低価格ミニノートも充電できます。ただし「EeePC901」だけは筐体とコネクタの干渉が発生してしまうそうです。


使ってみた感想ですが、「MyBattery Book X」本体の重量が225グラムであるため若干重みが気になるものの、コンパクトで大容量を実現しているところや、対応機器が豊富なところ、複数機器の同時充電に対応しているところが非常にうれしい。ノートパソコンの充電には若干心もとない容量ではありますが、補助電源として利用するには十分。

なお、機器が故障するおそれがあるため、利用にあたっては電圧に注意が必要なほか、サードパーティ製のACアダプタを使用した場合の故障はメーカー保証対象外となる場合がほとんどであることを念頭に置くことが必要です。


「MyBattery Book X」を充電するためのACアダプタが非常に大きく、持ち運びには適さないことや自分の持っている機器に合ったコネクタの選定に戸惑ってしまうといったところが惜しい気がしますが、いざという時に十分使える容量であるため、行楽シーズンや長期出張などのお供に持っていくのもいいかもしれません。

ちなみに「MyBattery Book X」はオンラインショップで1万7800円で販売されていますが、オンラインショップでの初回入荷分は完売してしまったため、次回の入荷は4月中旬になるそうです。

JTT Online Shop『My Battery Book X ~マイ・バッテリー・ブック・エックス~』

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in レビュー,   モバイル,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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