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「USB3.0」が実際にはどれぐらいの速度が出るのかがついに判明


現在最もよく使われているUSB2.0は理論上の最大転送速度は毎秒480Mbit、つまり毎秒60MBの転送速度になるわけですが、実効上の転送速度がこのレベルにまで到達するにはUSB2.0の登場からかなりの年月を要しており、今も通常価格帯のUSBメモリ程度ではここまで高速なものはほとんどありません。

そのため、次の「USB3.0」についても「転送速度10倍の「USB3.0」は期待されているほど速度が出ない?」可能性が高いわけですが、現在ドイツで開催されているCebit2009にて、USB Implementers Forumが初めてUSB3.0のオープンプレゼンテーションを行い、その実際の速度を示しました。

詳細は以下から。
Technologies: USB 3.0 with 170 MByte/s at the Cebit - PC Games Hardware

この公開デモによると、毎秒170MB程度であったとのこと。上記記事中では、SSDの転送速度は毎秒170MBに達していると書かれているため、これ以上の速度を出していても計測する意味が今のところないようです。つまり「RAID 0」のようなシステムで使っていないと、いくら転送速度が速くてもあまり実感できないかもしれないようです。

なお、実際のコピー操作においては毎秒60MB程度にはなっており、これはファイルシステムやファイルサイズ、ブロックサイズなどには依存していない場合の値とのこと。USB3.0がいつメインとなる市場に出回るかはまだ未定ですが、最初のホストコントローラーは既に作成中となっているそうです。

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in メモ, Posted by darkhorse

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