マンモスの眠る永久凍土で発見された前史時代のバイアグラ


ロシアの科学者たちがシベリアの永久凍土の中に人間の生殖能力を高め寿命を延ばす可能性のあるバクテリア(真正細菌)を発見したと報告しています。すでに科学者たちの間では「Pre-historic Viagra(前史時代のバイアグラ)」と呼ばれているそうですが、一体どんなバクテリアなのでしょうか?

詳細は以下から。'Pre-historic Viagra' found in Siberian mammoth DNA could boost your sex life and let you live longer | Mail Online

このバクテリアはロシア・アメリカ・日本の研究者によりロシア東部サハ共和国で永久凍土中の保存状態の良い絶滅種動物(マンモスケブカサイ)の調査中に偶然発見されました。すでに「前史時代のバイアグラ」とあだ名が付いているこのバクテリア、マウスを使った実験では頭脳の働きや身体能力、性的活動を高め、メスは高齢まで子を産むようになったことが報告されています。

Tyumen大学のAnatoli Broushkov教授によると、チームは「マンモスマウンテン」と呼ばれるシベリア・ヤクティア地方(サハ共和国)のいわゆる「マンモスの墓場」の調査中に、永久凍土の中で生息している非常に古いバクテリアを発見したとのこと。DNAの一部を解読したところ、このバクテリアは今まで発見されていないものと判明しました。

「これは非常に画期的な出来事だ。いままで科学者たちはこんなにも長寿なバクテリアの存在を証明することができなかったのだから」と語るBroushkov教授。凍結マンモスと同じ永久凍土で発見されましたが、マンモスとバクテリアに関連はないと見られています。

マンモスは約480万年前から4500年前まで生息していました。ロシアの科学者たちは今回発見されたバクテリアの年齢を300万年から500万年としています。この長寿のバクテリアを用いたいくつかの実験ではすでに驚くべき結果が出ているそうです。

Broushkov教授によると、実験によりショウジョウバエやマウスなどの単純な生物はこのバクテリアの抽出物の接種後、通常より長生きすることが証明されたとのこと。また、科学者のVera Samsonovaさんは「わたしたちはバクテリアを培養し、典型的な実験動物で実験しました。高齢のマウスの一部で身体的・精神的・性的な活動が活発になることが示され、メスのマウスの中には人間にして70歳という高齢での妊娠・出産も見られました」と発言しています。

「不老不死の霊薬ができるとは言いません。しかし、このバクテリアの長寿の理由が解明されれば、人間の加齢に対抗する手段にもつながるかもしれません。寿命を10年だけでも伸ばすことができるとすれば、素晴らしいことです」と語るBroushkov教授。

すでにロシアの新興財閥のいくつかはアンチエイジング剤の開発への投資に多大な関心を示しているとのことです。

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in Posted by darkhorse_log