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「かんなぎ」休載について「ComicREX」編集長がその真相をネット上で発表


アニメが現在好評放送中の「かんなぎ」、その原作マンガが「ComicREX」にて掲載されているわけですが、登場キャラの「ナギ」が処女ではないらしいということに端を発した"非処女騒動"があり、それが原因なのか、作者が体調不良のため当面休載するという事態になっていたわけです。

が、12月12日(金)の19時頃、「かんなぎ」が連載されている「ComicREX」の出版元である株式会社一迅社のウェブサイトにて、今回の休載騒動について編集長からコメントが出されました。そこには今回の休載の原因となる真相らしきものが書かれています。

詳細は以下から。
【08.12.12】『かんなぎ』休載につきまして
http://www.ichijinsha.co.jp/information/index.html

全文は以下の通り。

『かんなぎ』の休載につきまして読者のみなさまにご心配をおかけいたしております。
武梨先生はREX12月号の原稿執筆後に突然急病で倒れられ、そのまま緊急入院となり休載のやむなきに至りました。その後手術も成功し、現在は順調に快方に向かっています。
「ComicREX」1月号の発売以降、「武梨えり先生が誹謗中傷によって休載した」という報道が一部でなされましたが、これは事実ではありません。
武梨先生は現在も入院中でありますが、執筆の再開に向けて意欲を示しておいでです。

読者のみなさまには、武梨先生のご快癒をお待ちいただけますようお願いいたします。

株式会社一迅社
「ComicREX」編集長
杉野庸介

というわけで、誌面では「先生の体調不良」となっていましたが、手術が必要なレベルの緊急入院が原因だったようです。病名などの詳細は相変わらず不明です。

実際、マンガを連載中にケガをしたり、あるいは病気になって入院してしまうということ自体は珍しいことではなく、週刊少年ジャンプで「D.Gray-man」を連載中の星野桂は一時期、首を負傷したらしく連載を中断したことがあり、「北斗の拳」の作画担当で有名な原哲夫は「円錐角膜」のため視力がかなり悪くなっており、「精霊使い(エレメンタラー)」の作者である岡崎武士にいたっては執筆中に肺気胸になり、それが原因で連載をやむなく完結させてしまったほど。


また、マンガ家のかかりやすい病気としては他にも腱鞘炎や腰痛、肩こり、神経性の胃炎、さらには運動不足と食べ過ぎによる肥満や高血圧、糖尿病などなど、山のように病気にかかりやすい状態であるわけです。基本的には休みが少なく、ストレス過多なのが原因。

そのため、「作者急病につき……」ということで強制的に休載にして休ませるというケースも実際に存在している一方で、作者がさまざまな精神的な理由によって「描けなく」なったため、「作者急病につき……」ということで表向きは病気のせいということにして、充電期間を置いたりするするケースも多いわけです。いくらなんでも「病気だ」と言っているのにそれを責める人はあまりいなかったためです。

ところが昨今はそういう裏事情も読者が詳しく知っているため、本当に病気で休んでいるのか、それとも単純に休んでいるだけなのか、怠けているのか、遅筆なのか、もっと大事な何かのイベントの方が忙しくて本業の方がおろそかになっているのか、なにがなんだかわからない状態になっており、結果として今回の「かんなぎ」のように、急病だと発表しても「そういえばこの前、ネットで騒ぎになっていたが、ソレを気にしているのか……?」などという邪推をもたらす結果となってしまっているわけです。

真相はどうなっているのか、やはり結局の所は不明ですが、わざわざ公式サイト上でこういった声明を出すこと自体が異例とも言えるため、それなりの信憑性はある、と判断したいところです。

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in メモ,   マンガ, Posted by darkhorse

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