風前の灯火となったZIMAに愛の手を


アメリカのミラー・クアーズ社が製造しているアルコール飲料「ZIMA(ジーマ)」。日本でも色んなところで見かけるけっこうポピュラーな品ですが、なんと10月10日に製造が中止されてしまったそうで、現在ファンがZIMA存続のための署名をインターネット上で集めていることが明らかになりました。

スミノフ・アイスツー・ドッグスなどと共に「Malternative」(Malt+Alternativeの造語で、若者をターゲットにした炭酸ジュースのようなお酒。度数はビールと同程度)として知られるZIMAですが、いったい何が起きたのでしょうか?

詳細は以下から。MillerCoors Discontinues Zima

The long, slow, torturous death of Zima. - By Brendan I. Koerner - Slate Magazine

ZIMAはビールを濾過して色と味を取り除き、代わりにシトラス系の味をつけて飲みやすくした無色透明飲料で、クアーズ社が1994年に発売しました。のちにクアーズ社と合併することになるミラー社もこの流れに追従して「Clear Beer」を発売しましたが、こちらはブームには乗れなかったそうです。

「Zomething Different」キャンペーンを大々的に行い、発売当初の1994年にはZIMAは130万バレル(約15万1255キロリットル、※1US Beer Barrel≒116.35リットル)という販売量を記録したものの、1996年には40万3000バレルにまで落ち込んでしまったようです。

ちなみに売れ行きが落ち込んだ背景として、ZIMAには「女々しいやつが飲む酒」「呼気アルコールが検出されないと信じた高校生が飲む酒」などのイメージが定着してしまったことが挙げられています。これに対し、クアーズ社は度数の高い硬派な「ZIMA XXX」や女性にターゲットを絞ったヘルシータイプを発売するなどして巻き返しを図ったものの、「ZIMA=漢(おとこ)らしくない」の代名詞として使われてしまうほどにブランドイメージが低下していたそうです。

しかし根強いファンに支えられて生産が続けられていたものの、10月1日に売り上げの大きな割合を占めるカリフォルニア州において、ビールから蒸留酒へと扱いを変えられた結果、税率が上がったことを受けて、とうとうミラー・クアーズ社は生産終了を決断したとのこと。

それに対しZIMAファンが、存続のための署名を集めているサイトはこちら。
Bring Back Zima - The Petition Site

100万の署名を集めることが目標となっており、青春時代を思い出し懐かしさから署名する人もいるようですが、現時点で92名しか署名が集まっていない模様。残り99万9908名ということになりますが、はたして集まるのでしょうか…。

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