ネットサービス

総務省、著作権料を気にせず既存の映像や音楽を自由に加工できる空間をインターネット上に創設へ


読売新聞社の報道によると、情報通信ビジネスの国際競争力を引き上げるための新たな取り組みとして、総務省はインターネット上に著作権料などを気にせず既存の映像や音楽を自由に加工・編集できる空間を創設する方針だそうです。

すでに角川グループがYouTubeと提携して「涼宮ハルヒの憂鬱」や「らき☆すた」などの映像作品を用いた自主制作ムービーの投稿を認めることを開始していますが、どうやら政府もそのような取り組みが必要であると判断した模様。

詳細は以下の通り。
サイバー特区、来年度創設へ…情報通信事業の創出を支援 : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

この記事によると、総務省は情報通信ビジネスの国際競争力を引き上げるために、新事業の創出を支援する取り組みを来年度から実施するそうです。


具体的にはインターネット上に特定の参加者しか入れない空間を設置した上で、著作権使用料などを気にせずに、ネット上で流通している映像や音楽などを実証実験の参加者が自由に加工、編集できる「サイバー特区」制度を導入することなどが想定されているとのこと。

なお、自由に加工、編集ができる映像や音楽などは著作権者が認めたものとなるそうですが、このような施策を行う場合、参加者が幅広い素材を自由に利用できるようになるかどうかが成功の鍵になると考えられるので、いったいどれだけの権利者が特区に対して寛容な態度で臨むのかが非常に気になりますね。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
アニメを録画されると利益が減るから「私的録画補償金が必要」と日本映像ソフト協会がめちゃくちゃな意見を表明 - GIGAZINE

地デジの利便性を損ない、普及を妨げる原因となっている謎の私企業「B-CAS社」に行ってきました - GIGAZINE

地デジで有名な「B-CAS」の財務状況が明らかになったので税理士に鑑定してもらいました - GIGAZINE

ついにあの「フリーオ」がB-CASカード不要に、とんでもない方法を採用 - GIGAZINE

in メモ,   ネットサービス, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.