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Vista SP1 インストールに失敗、その後どうなったのか


Windows Vista SP1をインストールしたもののなぜか失敗、復元もできず途方に暮れていたのですが、復元することをあきらめ、電源を落とし、それでもあきらめきれずに電源をもう一度入れたら、なぜかふつうに起動できました。原因は不明ですが、SP1は当たっておらず、結果的に復元に成功したようです。

とにかく、これで再チャレンジできるわけですが、今回は前回のようなぶっつけ本番でインストールするのではなく、ちゃんと下調べをある程度行ってからインストールすることにしました。本来であればどのような環境であろうが問題なくインストールできないとおかしいはずなのですが……。

だがしかし!ある程度の準備をしたにもかかわらず、それでもなお前代未聞のトラブルに襲われることになってしまったのです、なんということでしょう。さらに続くトラブルの詳細とムービーは以下から。
復元後、こんな感じのダイアログが表示されました。問題イベント名が「BlueScreen」……。


「この問題の説明に役立つファイル」というのがありますが、中をテキストエディタで見ても意味不明……おそらくマイクロソフトの中の人でないとわからないのではないかと……。


というわけで、まずは超基本、マイクロソフトのVista SP1サイトをじっくりと眺めることに。すると「自動更新の際のご注意」にこのような一文が。

Microsoft Windows Vista: Windows Vista Service Pack 1 (SP1) の自動更新インストール

Windows Vista SP1 のインストール時に問題のあるドライバが PC に含まれている場合は、自動更新により Windows Vista SP1 をダウンロードすることができません。インストールを希望される場合は、手動でインストールすることができます。ダウンロードセンターより手動でインストールすることが可能です。

つまり、WindowsUpdateでその候補としてVista SP1が表示されないのであれば「まだ早い、もうちょっと待っておけ」ということらしい。確かに前回の失敗時はWindowsUpdateには表示されていなかったので、自分でダウンロードしたものをインストールしました。

だがしかし、復活してからWindowsUpdateを見ると、ちゃんと表示されている。


どうやら大丈夫らしい。当然ながらこのVista SP1以外のセキュリティパッチはすべて事前に無事インストール済み。これで大丈夫なはずなのですが、念のため、もうちょっと調べてみることに。

Microsoft Windows Vista: Windows Vista Service Pack 1: インストール前の確認チェックポイント

1. コンピュータで Windows Vista が実行されていることを確認します。

確認しました。

2. コンピュータがバッテリ電源で稼動している場合は、インストール中にコンピュータの電源が切れないように、コンピュータを電源コンセントに接続します。

接続しました。

3. SP1 をインストールする前に、開いているすべてのファイルとプログラムを閉じます。

閉じました。

4. SP1 をダウンロードするとき、32 ビット版の Windows Vista を実行している場合は、32 ビットの SP1 を選択します。また、64 ビット版の Windows Vista を実行している場合は、64 ビットの SP1 を選択します。どちらのエディションを実行しているかを確認するには、[スタート] ボタンをクリックし、[コンピュータ] を右クリックして、[プロパティ] をクリックします。[システム] セクションの [システムの種類] の下で、オペレーティングシステムを確認できます。インストール ディスクから SP1 をインストールする場合は、適切なバージョンが自動的にインストールされます。

32ビット版でした。

5. コンピュータのハード ディスクに、サービス パックをインストールするための十分な空きディスク領域があることを確認します。32 ビットの SP1 では最低 7 GB の空き領域が必要です。64 ビットの SP1 では最低 13 GB の空き領域が必要です。

空き容量も大丈夫でした。

6. 外部ハード ディスク、DVD、CD、USB フラッシュ ドライブ、またはネットワーク フォルダに、ファイルをバックアップします。

もう既に一度失敗しているので、バックアップは万全にしておきました。

7. ウイルス対策ソフトウェアの構成によって特定のシステム ファイルを変更できない場合は、SP1 のインストールが失敗する可能性があります。そのような場合は、ウイルス対策ソフトウェアを一時的に無効にしてください。この操作を行う一般的な方法は、コンピュータ画面の右下に通常表示されるウイルス対策ソフトウェアのアイコンを右クリックし、[無効] をクリックします。サービスパックをインストールする前にウイルス対策ソフトウェアを無効にした場合、リスクが伴うことに注意してください。またサービスパックのインストール後は、ウイルス対策ソフトウェアを必ず有効にしてください。

アンチウイルスソフト関連はすべてアンインストールして削除しました。なお、ウイルスバスターの場合は問題が最新版以外では発生することがあるようなので要注意。

ウイルスバスターのWindows Vista Service Pack1 対応について | サポート : トレンドマイクロ

さらに、今回は手動ではなくて自動なので、Vista SP1の自動更新インストール手順を確認します。


Microsoft Windows Vista: Windows Vista SP1 の自動更新インストール方法について

前回詰まったのはココですね、ラストの第8段階です。

1. 再起動後、インストール画面が表示されます。
2. インストール途中で数回再起動が行われます。インストール中は、コンピュータの電源を切らずにお待ちください。
3. インストールが終了すると Windows Vista にログオンできるようになります。

当然ですが、前回、インストール中に電源を切ったことはありません……おかしいな……。

もちろんこれだけだと前回と同じ結果になることは自明の理なのでさらに検索して探してみる。

Vista SP1正式版はACPI.sysを破壊し起動不能にする | 本質思考道場

Vista SP1インストールの注意事項 | 本質思考道場

4.サービスとスタートアップを一時無効にする(★重要★)

余計なサービスやスタートアッププログラムが動いていると、Vista SP1のインストールが失敗することがあるらしいので、切ってしまえ、と。

あらゆるサービスとスタートアップを外すため、スタートボタンをクリックして「ファイル名を指定して実行」を選んだら「msconfig」と入力して「OK」をクリック


「サービス」タブをクリックし、「Microsoftのサービスをすべて隠す」にチェックを入れ、「すべて無効」をクリック


するとこうなる


次に「スタートアップ」タブをクリックし、「すべて無効にする」をクリック


そして「OK」をクリック


また、前回と同じようにして失敗した記録も発見。とりあえず見てみる。

フォトレポート:絵で見る「Vista SP1」インストールの失敗例:ニュース - ZDNet Japan

33.Windows Vista SP1 のインストールに失敗 - ホームズ備忘録 - MB-Support パソコン初心者のサポートページ

相変わらず原因があるような無いような……。いつまでもうじうじしていたところで何も始まらないので思い切ってやってみることに。

というわけで、WindowsUpdateしてみるとちゃんとSP1が表示されました。


ハードウェアのドライバ関連問題などはない、らしい。「更新プログラムのインストール」をクリック。


ダウンロード中……


インストールの準備……


インストールしています……なんだかハードディスクがガリガリと音を立てているのが聞こえる。


そしてさらにインストールが進行……お、うまくいくか?


じっと待つ……


シャットダウンしています……


そしてそのまま、前回と同じ無限再起動地獄に突入。要するに「失敗」。またしてもブルースクリーン……。仕方ないのでVistaのDVDを入れてブートし、復元を試すことにします。前回はこの復元ですら失敗したわけですが、今回はどうなのでしょう?

「復元」をクリック


修復しようとしています……


完了したようです。復元成功。


だがしかし、今度はこんな事に……なんだこれは……?画面が猛烈な勢いで点滅を繰り返す……もういやだ……。


奇跡を信じて再起動を試みたところ、なんとか復帰。グラフィックドライバは最新で問題ないはずなのですが……一体何が……。


というわけで、現在、ひとつずつソフトをアンインストールしては「Vista SP1をインストール→失敗したら復元」を繰り返しています……。いつになったらインストールできるのでしょうか……。

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in レビュー,   ソフトウェア,   動画, Posted by darkhorse

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