レビュー

チケットレスで新幹線が利用できる「EX-ICサービス」を使ってみた


ネットから格安で好きな座席を事前に予約できる「エクスプレス予約」がさらにパワーアップし、チケットレスで新幹線が利用できる「EX-ICサービス」というのが今年の3月末から開始されました。実際にどれぐらいの威力なのか、ちょうど利用できる機会があったので試してみました。

体験レポートは以下から。
EX-ICサービスのご案内|エクスプレス予約 新幹線の会員制ネット予約

実際の乗り方は以下に書いてあります。


EX-ICサービスのご乗車方法(EX-ICサービスのご案内)|エクスプレス予約 新幹線の会員制ネット予約

今回は完全チケットレスで乗車することになるので、「在来線とお乗継になる場合(在来線に都市圏用のICカードで乗車)」のパターンになります。

在来線は普通通りにICOCA・Suica・TOICAなどで乗車し、新幹線の改札に来たら以下のような感じで2枚重ねてタッチするだけ。


するとこのような「ICご利用票」というのが出てきます。車内改札の際にはこれを見せることに。


裏はこうなってます


実際に利用してみた感想で言うと、とにかく素早く移動できるようになります。今までのエクスプレス予約だと券を出す必要があったため、急いでいるのにたくさん人が並んでいて時間がかかるよウギャー!という状態になる場合があったのですが、それが完全になくなります。ついでに、紙のきっぷよりも新幹線の改札を通過するスピードは高速です。というのも、紙の切符2枚を重ねて投入して出てくるまでに存在していたあの一呼吸置く時間がなくなるため。JRとか私鉄のICカードで乗り降りするのとまったく同じ感覚です。この早さは結構いい感じ。

なお、当然ですが1枚のEX-ICカードでは利用者当人、つまり一人しか利用できません。なので、複数人でエクスプレス予約する場合には従来通りのやり方しかないというわけ。これが原因なのか、法人での申込みと利用は来年夏からになるそうで。また、東海道・山陽新幹線全区間(東京~博多間)でのEX-ICサービスの利用も来年夏から、だそうで。

ちなみに、通常のエクスプレス予約と違って「新幹線チケットレス運賃」が適用されるので少しだけ(大体200円ぐらい?)安くなります。以下からシミュレーション可能。

EX-IC運賃ナビ(EX-ICサービスのご案内)|エクスプレス予約 新幹線の会員制ネット予約

ただし、通常の乗車券にある「都区内」「市内」が適用されないので、場合によっては高くなります。多少高くなってもいいので利便性を取るか、あるいは安さを選ぶか、といったところが判断の分かれ目になります。「行きは時間的余裕があるが帰りはスケジュールが分単位で決まっているので少しのタイムロスも許されない!」という場合にはEX-ICカードがお役立ち、というわけです。

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in レビュー, Posted by darkhorse

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