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アジア展開を狙うAOC JapanへGIGAZINEを見て入社した人にインタビュー



以前取材に伺った中国、韓国へと、アジア展開を狙うAOC Japanに、GIGAZINEを見て実際に入社することになった人がいるということで、どのような仕事をしているのか、気になるところを話してもらいました。

前回代表の横山社長にお話を伺った際に、

AOC Japanの「仲間になるための10の条件」
・自分は泥臭い人間だけど、クリエイティブな存在に成りたい人
・何か興したくて、悶々としている人
・わがままなクライアントに負けない、根性のある人
・残業が嫌いな人
・二人以上で気分転換する自己発散を、実践している人
・自分は明るい性格だと思っていても、実は暗い性格の人
・朝は寝ていたいけど仕事のためと割り切って、遅刻しない人
・知識より行動した結果で成長している人
・自分の失敗事例を、三つ以上言える人
・ワインは、グラス一杯は飲める人

というものを伺っていたのですが、
果たして彼らはこの条件に当てはまっているのでしょうか。

グローバルな仕事を手がけてみたい人や新しい仕事をしてみたい人には必見の内容かもしれません。

詳細は以下から。本日お話を伺ったのは、前回の取材記事を見て入社をした久保さんと喬(キョウ)さん。そして韓国の現地法人として設立されたAOC Koreaの代表である金さんとAOC Chinaを設立する予定の羅さんの4人です。

前回のGIGAZINEのインタビューをきっかけに入社された久保さんと喬(キョウ)さんに、まずは入社前から入社後にかけての想いを伺いたいと思います。

GIGAZINE(以下、Gと省略):
前職ではどのような仕事をされていたんですか?

久保(以下、久と略):

以前は金融系システム会社で働いていてその後フリーエンジニアになりました。フリーになったのは、自分で会社を興したかったからですね。ただ、起業する前に起業のために必要となるような経験を積みたいと思い、たまたまGIGAZINEで見かけたベンチャーであるAOC Japanに飛び込みました。楽しく勉強させてもらっている感じですが、居心地が良いので、このまま残ろうかとも思っています(笑)。

G:
実際入社してみてどうでしたか?

久:
思った通りの環境でした。入社して改めて感じたのは日本に縛られない環境で勉強ができる会社だということですね。中国や韓国の人たちと一緒に仕事できるのは非常に刺激的です。色々な国の人とのビジネスの経験が無いものですから、個人的には非常に楽しいポイントです。

G:
なるほど、日本の普通の部署では海外の人とやり取りすることはあまりありませんからね。

久:
以前たまたま中国の人と友達になったのですが、それが色々と勉強になった経験があるんです。文化などの違いを認識させられたのもそうなのですが、国によって異なる仕事のスタイルなども学べました。これからは国ごとではなく、アジア地域全体で仕事ができるような環境を作り、実践していきたいと思っています。やはり近年グローバル化の流れがきているように思うので、その中で自国に固執するのは視野が狭いんじゃないかなと。広い世界を見て経験を積めるなら是非挑戦してみたいと思いました。

G:
入社前後でイメージの変化は何かありましたか?

久:
正直に言いますと、会う前はGIGAZINEの記事しか見ていませんでした。記事にあった「仲間になるための10の条件」というのが自分の中に響いたキーワードで、言葉には出していないけど自分も同じように思っていました。実際に10の条件の内9つ当てはまっていて、タイミングも良かったのでエントリーしてみたのですが、横山社長とは会うまでにメールのやり取りで関係が出来上がっちゃった感じですね。実際、会ったらいきなり「ちゃん」づけで呼ばれてしまったんですよ。「ちゃん」づけで呼ばれるような年齢でも無いはずなんですが(笑)。

G:
それは驚きますね。

久:
最初は入社をそこまで強く意識していたわけではなかったのですが、社長からはもう入社するかのような感じで話かけてもらって。嫌な強引さではなく、グイグイひきつけられる力があると感じましたね。興味のある方はぜひ社長に会ってほしいと思います。

G:
他社やフリーエンジニアと違うAOC Japanの良さはありますか?

久:
フリーだと自分の実力で仕事をする環境ですが、自己責任でもあります。しかし、AOCだと同じように実力を発揮できる環境が組織で実現できているんです。フリーの方でしたら、AOCはあまり環境が大きく変わらずに仕事が進めやすいかもしれませんね。

G:
企業先常駐型のビジネスとのことですが、実際現場の様子はどのような感じになっているのでしょうか。

久:
常駐型というよりむしろコンサルティング業務に近いですね。お客さんと一緒に仕事をするという意識がないと全て言いなりになって、使われるだけの関係になるかもしれませんが、AOCではお客さんと常にコミニュケーションをとるスタンスをとっているので、状況の共有や相談などを踏まえた上で仕事をしています。今後は開発のスタイルとしてもアジャイル形式をとっていきたいと思っています。

G:
今後どのようなことをAOC Japanでしたいと思っていますか?

久:
日中韓の企業がうまくコラボレーションできるようなプラットフォームを作っていく会社になりたいですね。何かをやりたい時に、国の垣根がなくなるような環境を作っていきたいです。国に関係なくどこでも楽しく仕事ができるような、そんなフィールドを作りたいと思います。

G:
喬(キョウ)さんは前職ではどのような仕事をされていましたか?

喬(以下、喬と略):

前職は、中国系の情報システム会社で、日本向けオフショア開発を担当していました。そこで働いている中で、サラリーマンとしてずっと生活していきたいと思えなかったのが転職のきっかけです。仲間を集めて一緒に何かを作り上げる仕事をしたいと思っていた矢先に、GIGAZINEでAOC Japanというベンチャーの紹介を見つけ、チャンスをつかんだイメージですね。

G:
日本に来たきっかけなどはありますか?

喬:
初めて来日したのは2004年で、某大手の半年間の技術研修に参加したのがきっかけでした。その後一度上海に戻って仕事したものの、日本の方々ともっと仕事をしたいと思い、2006年に日本で働くことを決意しました。中国ではオフショア開発を担当していたこともあって単調な作業が多く、日本でより高いレベルの仕事がしたいと思ったのが来日の大きなきっかけです。

G:
入社を決めたポイントは何ですか?

喬:
他社からも声をかけられていて、様々な社長などと会って話をしましたが、横山社長ほどオープンで、気さくな人はいませんでした。そこが一つの大きなポイントですね。日本と中国の間に立って日中の企業が共にシナジーを生み出すための橋渡しとなる役割を担っていけたらと考えています。そんなAOCを一緒に作っていきたいと思ったのが大きかったですね。

G:
AOC Japan独自の良さは何かありますか?

喬:
そうですね。前職と比べて最も違う点は自分がプロジェクトのコアとなってアクションを行えるという点ですね。言われたことをやるだけではなく、自分で考えてやるべきことを提言できる環境があるのが素晴らしいと思います。ベンチャーだからというのもありますが、一つの仕事だけしていれば良いわけではなく、何でも自分でやらなければいけないところも魅力ですね。自分の仕事の出来る範囲が大きくなったと思います。

G:
積極的に色んな仕事をこなしたい人には向いているという感じですね。

喬:
仕事の範囲が非常に広いです。開発や設計を行う際に、現場の責任者などとしっかりと話をして進めていけます。前職では原則言われた仕事をこなすだけの環境でしたが、今は仕事の幅も広くなって様々な経験を積めていますね。

G:
なるほど。なかなかよさそうですね。

■海外展開するAOC

前回の取材で、AOC Japan以外にもAOC KoreaとAOC Chinaを設立されるという話を伺っており、それぞれのドメインも取得されているというお話でしたが、既にAOC Koreaを韓国にて設立されたそうです。引き続きAOC Koreaの代表の金さんと、AOC Chinaを設立される予定の羅さんにお話を伺ってみました。

G:
金さんはAOC Koreaの代表とのことですが、今後韓国でどのような事業を進めていきたいと思っていますか?

金:

現状考えているビジネスは大きく2つあります。1つ目は人材ビジネスで、韓国や中国でもこれからは少子高齢化が進んでいきます。短期的に見ると少子化社会は人材の争奪戦です。そうした人材市場に着目し、ITに限らず国にとらわれない人材ビジネスを展開したいと思っています。

2つ目がECビジネスです。AOC Koreaは2月11日に設立したばかりですが、私の前職の繋がりもあって、現在ファッション関連の会社の経営コンサルティングを行っています。ファッション、デザイン分野のマーケティングのノウハウを活かし、ゆくゆくはECサイトの立ち上げを目論んでいます。最終的にはアジアというフィールドにおいて、人材とモノの交流を進めるためのプラットフォームや場を提供する役割を担いたいですね。

G:
中国で展開するAOC Chinaはどんな会社にしていかれる予定ですか?

羅:

AOC Chinaはまだ設立はされていませんが、2009年の夏には設立する予定です。オフショア開発が一つの大きなテーマとなっていますが、私は日本・中国・韓国の技術者がそれぞれの国境や言語を越えて、オープンでフラットな交流ができる会社を作りたいと思っています。

現状のオフショア開発では、技術者間の交流はそこまで重視されていません。
仕事を投げて受けるだけの関係に留まっており、それ以上のシナジーが生まれるとは思えない状況です。従来のオフショア開発とは一味違った開発会社を作っていきたいですね。

喬:
私はAOC Chinaを立ち上げるにあたって、企業としてのフレームワークを作り上げたいと考えています。初期段階で基盤作りをおろそかにして会社を大きくし、最終的に社員が単純作業しかできなくなるのでは意味がないと思いますから。自分が勉強したいことを勉強できる。やりたい仕事をしっかりとやれる。こういった会社基盤がやはり大切ですね。

G:
なかなかチャレンジングな試みですね。このようなことを思いつかれたきっかけは?

羅:
長い時間IT系の技術者として働いていて、様々な現実を目の当たりにしている内に夢が無くなってしまったんですよ。それで、どこか新しい世界に飛び込みたいという想いが強かったこともあり、一度初心に戻ってITでは何ができるかじっくり考えたいと思ったんです。初心に戻ってみると、やはりITって様々な可能性を秘めているんですよね。だからこそ、その可能性を見失わずに仕事を進められるような会社基盤、職場環境を作ることが最も大切だと考えたんです。これが考えるに至ったきっかけですね。

■上司との垣根も低い職場環境

日中韓の人間が集まっての会談。


G:
社長と社員の距離が近い感じですが、横山社長は皆さんにどんな感じで映っていますか?

羅:
はじめは外見からしてヤクザみたいなイメージでしたね(笑)。ただ話をしてみると実際は非常に熱く、想いの強い方でした。「夢と情熱がある」というのが、一番の印象ですね。飲んでる時にでも会社の事業計画を話しかけてきて意見を求められて、自然とディスカッションのように今後の事業計画などを話し合ったりしていることもあります。あと、メールや電話のレスポンスがいつも非常に早いです。初めてAOC Japanの求人に応募しようと思い、メールを投げたらすぐに返事が来て驚いたのを覚えています。

久:
私は自分の感性と合ったところが印象的でした。吸引力とでも言えば良いのでしょうか、引っ張って行ってくれるというような安心感があります。コミニュケーションとればとるほどお互い楽になるような関係ですね。

金:
初めて中国で横山社長と会った時と今と比べてみると、この数年の間で距離が大分縮まりました。社長は誰とでも1、2年ほど付き合えば十分に近い存在になりますね。誰が入ってきたとしても、かけがえの無い関係になれると思います。社長と社員の壁を感じさせず意見をやり取りできますから。

G:
最後に皆さんにお伺いしたいのですが、どのような方々にAOC Japanに来てもらいたいですか?

久:
「仲間になるための10の条件」に一つでも該当する人には是非来て頂きたいですね(笑)。後は、大きな会社では制限があってできないことをやりたいと思っている人や、中国や韓国の人と触れ合いながら仕事がしたいという人に来て欲しいですね。あと、技術面で言うとオープンソースに興味のある人です。次々と出てきている新しい技術を広めていきたい人や新技術を使った仕事をしてみたい人という人に来て欲しい。

金:
給与などだけでなく、仲間の人間的な魅力や会社の将来性に惹かれて入社するような人だといいですね。そして他者をさらに魅了させられる力のある人や努力していける人と一緒に働きたいです。

喬:
困難に直面しても、それを乗り越える自信を持っている人だといいですね。

羅:
日本のIT業界は非常に深く広いと思います。そうした業界から初心に戻って新たな可能性を見つけたいと思う人は是非応募してください

G:
本日はありがとうございました。

編集後記:
前回の取材に引き続き、非常にオープンでフラットな雰囲気な職場であることが実感できるインタビューでした。また皆さん日本での滞在が長いこともあってか、日本語が非常に堪能な点にも驚きでした。上からの制限がない状態で新しい可能性のある仕事を進めていく環境があるというのは非常にやりがいがありそうです。



※この取材は、ドリコムジョブボードのJob buzzとGIGAZINEのコラボレーションによって行いました。Job buzzへのお問い合わせはこちら
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in インタビュー,   広告, Posted by darkhorse_log

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