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携帯電話の不正契約が増加、携帯電話販売店が共謀も


回線契約がされておらず、電話番号が記録されていない携帯電話やPHS端末のことを「白ロム」と呼ぶそうですが、その「白ロム」を転売するなどの目的で、不正に携帯電話の新規契約を行うユーザーが増加しているそうです。

また、新規契約者数を増加させたい携帯電話の販売店が共謀している場合もあるとのこと。

詳細は以下から。
携帯の不正大量契約でソフトバンク3億円損害 - MSN産経ニュース

この記事によると、ソフトバンクモバイルの販売代理店の社員が、偽造した外国人登録証を持った外国人の客と共謀して20数台の携帯電話契約を不正に結び、携帯電話機代や通話料などをだまし取ったとして、外国人客とともに逮捕されたそうです。だまし取られた携帯電話は通話に利用されただけでなく、転売されたとのこと。


なお、逮捕された販売店の社員は犯行の理由として「契約実績を上げたかった」と供述しており、ソフトバンクモバイルによると2006年10月からの約1年間で、携帯電話約1000台が不正に契約され、未払い代金などで約3億円の損害が出ているそうです。

また、以下の記事によると、不正に入手した「白ロム」を1年間で5万台買い取って転売したとして男が逮捕されており、転売された携帯電話は香港に輸出されたとのこと。

「白ロム」転売で利益5000万円か - 社会ニュース : nikkansports.com

ちなみに不正契約を行って入手された「白ロム」が転売される背景ですが、Wikipediaによると、白ロムは知人からもらったり、売買業者から購入して持ち込み機種変更にあてることができるほか、他国でも販売されている機種が日本では販売奨励金によって安くなっているために、常に最新の携帯電話を使っていたい国内ユーザーや、最新端末を手ごろな価格で手に入れたい海外ユーザーからの需要があるからの模様。

どうやら先日お伝えしたソフトバンクモバイルが最新機種のYahoo!オークションへの出品を禁止を要請したという話は、このような背景があったからのようですね。

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in メモ,   モバイル, Posted by darkhorse_log

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