竜巻で家から15メートル飛ばされた赤ん坊、マットレスの下から生還

竜巻が家を襲い、赤ん坊がベビーベッドごと外へと吸い出されてしまったそうなのですが、奇跡的に軽傷で助かったそうです。赤ん坊はまだ14ヶ月だったとのことで、もしケガをしていたら無事では済まなかったかも知れません。

詳細は以下の通り。
The miracle under the mattress - People: Tales of survival - MSNBC.com

Baby found alive under tornado debris

アメリカ合衆国ミシガン州のJoe Soyringさん宅が竜巻に襲われたのは月曜日のこと。午前0時45分に竜巻は通過したという天気予報があったので安心して床についたのですが、午前1時20分ごろに竜巻がやってきたそうです。Soyringさんはマットレスにしがみついていようとしたのですが、結局風で飛ばされて1階に転げ落ち、玄関のドアがすでに風で飛んでいたために裏の芝生まで転げていきました。妻のNicole Oppermanさんは3歳のMikaylaと14ヶ月のBlakeを探しましたが、いろいろな破片が飛んでいてとても探せませんでした。

竜巻が過ぎ去るとSoyringさんとOppermanさんは子どもたちを呼びました。すると、Mikaylaはすぐに姿を現しました。Mikaylaのベッドの一部はお隣の庭まで吹っ飛んでいて、SoyringさんたちにはいったいMikaylaがどこから姿を現したのかはさっぱりわからなかったそうです。

その後、Soyringさんは隣人と協力してBlakeを10分ほど探しました。隣人が赤ん坊のすすり泣きが聞こえると言うので巨大ながれきの山を掘るとBlakeのマットレスが見つかり、それをひっくり返すとBlakeがいました。かすり傷はあったものの、状態は良好だったそうです。Blakeはベビーベッドごと家から投げ出され、40～50フィート(約12～15m)ほども飛ばされていたそうで、マットレスがうまく破片からかばってくれたこと、そして奇跡が起こったから助かったのではないかと言われているそうです。

なお、AP通信によれば、ミシガン州とワシントン州で8つの竜巻が発生して6人の死者が出たということです。