TBS「アッコにおまかせ」の初音ミク特集に対して開発元が公式にコメント


先ほどGIGAZINEでTBSのバラエティ番組「アッコにおまかせ」での初音ミク特集があまりにもひどくて大騒ぎになっていることをお伝えしましたが、初音ミクの開発元クリプトン・フューチャー・メディア社の代表が公式にコメントを発表した上で、ユーザーに謝罪をしました。

どうやら番組内において、開発元が伝えたかったコメントの代わりに、取材時に制作サイドに誘導されて発したコメントが使われるなど、TBSの報道姿勢に問題があったようです。

詳細は以下の通り。
10月14日のテレビ放映に関しましてご報告とお詫び:メディアファージ事業部 ブログ

この記事によると、10月14日に放送されたTBSの「アッコにおまかせ」内のコーナー「教えて!ルーキーワード」で「初音ミク」が取り上げられる際、クリプトン社員が事前に自社で用意した原稿を元に番組内でコメントをするつもりだったそうです。

そしてmixiで「初音ミク」のコミュニティを運営しているtask氏にも、TBSが出演依頼をするなどの協力をしていたことから、てっきりクリプトン側はコミュニティ内における「初音ミク」の広がりについて放送すると思っていたものの、実際には伝えたかったコメントの代わりに、取材時に制作サイドに誘導されて発したコメントが使われたことに加えて、「初音ミク」の本領を発揮する歌声が殆ど紹介されないという、本当に残念な内容だったとのこと。つまりクリプトン側の意向などは全く関係なく、最初から完全に結論ありきで制作していたということのようですね…。

また、放送内容からも番組制作側は「初音ミク」自体に対して当初から「興味がなかった」し「愛着もなかった」のだと思うとした上で、本件については後日まとめたものを再度クリプトン社のブログ上で発表するとしています。

なお、クリプトン側は一方で自分たちに驕り(おごり)があったとした上で、以下のようにお詫びをしています。

けれどもその一方で、"良い製品なのだから良く放送されないわけがない"という弊社サイドの驕りもあったと思います。実のところ、ユーザの皆様が「初音ミク」を心底愛し、その可能性に着目されているのと同じくらいに、マスコミの方々も「同じ体験」をされた上で弊社に取材オファーをしているものだと勝手に誤解していました。責められるべきはそれを見抜けなかった弊社の側にあると思います。計らずもマスコミに対する認識の甘さが露呈する形となってしまいました。大変恥ずかしく、番組収録にご協力いただいた皆様、そして「初音ミク」をご愛顧いただいているユーザの皆様には、大変に不快な思いをさせてしまいましたこと、ここに深くお詫び申し上げます。m(_ _)m


そしてその上で、以下のように締めくくっています。

なお、今回TBS様の取材にご協力された、task様、Bong-G様には大変感謝をしております。アキバカルチャーに対して色々と批判はあるかもしれませんが、人々の表現に制約はあってはならないと考えてます。どんな文化・芸術活動であれ、その人がどんな人種なのか、その人がどこに住んでいるのか、そういうことを一切抜きにして発表できる自由な場がネットの中にあると思います。誤解を恐れずに言うと、我々特に日本人は"否定"の代わりに"包含"していく知恵を持っているのだと思います。どうかご理解いただきたくお願い申し上げます。


しかしどうしてこのような事態を引き起こすような放送内容にしたのでしょうか。また、以下のリンクでも取り上げられているように、ユーザーがコンビニでアルバイトしていることに対して「ふーん、ご立派ですねえ」などといった悪意ある発言をするなど、とても残念なことになっています。

ソフト会社がTBS批判 「初音ミク」番組巡る「アッコ」祭り問題 - MSN産経ニュース

・2007年10月15日 18:29追記

また、この「初音ミク」のボイスを担当した新人声優「藤田咲」のブログでも今回の件についてちょっとだけ触れられています。

じつは。-藤田咲の電子庭園☆~さっきぃのおはなばたけ~

昨日ミクについて悲しいことがあったそうですね。


私はお仕事で拝見できず、
皆さんのメールでしか
事のあらましを知りません。

ですが、
どんな報道があろうと、
皆さんがミクを愛する気持ちは
ゆるがないでしょう?


ミクはけして
やさしい気持ち
歌を愛する気持ち
DTMと真剣に向き合う気持ちを
裏切りません。


だから、みんな
作為には動じてはいけません。


ちなみにTBSは今年3月にK-1の桜庭選手を中傷する「ファンの声」が掲載されたサイトを担当者がでっち上げ、それを放送したほか、ほぼ同時期に不二家の不祥事問題で事実と異なる報道をするなど、このような前歴は枚挙にいとまがありません。なお、このようにTBSの報道姿勢が問題になったのは、古くは1968年からのことだそうで、以下のサイトで取り上げられています。

ぼやきくっくり | TBSの捏造・不祥事の歴史

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