すでに絶滅してしまった驚くべき動物10種


かつて地上に君臨しつつも滅びてしまったティラノサウルスや、発見から180年程度で絶滅させられてしまったドードー、27年で絶滅させられたステラーカイギュウなど、人的理由や環境変化などによって絶滅してしまった動物10種類です。今もどこかでひっそり生きていたりすると大騒ぎになりそうですが…。

10 Most Amazing Extinct Animals - Oddee.com (extinct species)
http://www.oddee.com/item_88742.aspx

ティラノサウルス・レックス


今から8500万年から6500万年前の白亜紀後期にいた恐竜の一種で、最大級の肉食恐竜の一つ。体長は11~15mほどで体高は5mほど、体重は5~6トンぐらいだと推測されています。白亜紀の終わりに生命の大量絶滅があり、そのなかでティラノサウルスなどの恐竜も絶滅しました。

今までに見つかったティラノサウルスの化石は20体で、完全なものは3体のみ。

by wallyg Creative Commons

クアッガ


クアッガはシマウマの一種で、南アフリカ共和国のケープ州やオレンジ自由国南部に数多く生息していました。普通のシマウマと違い、体の前半分だけがしま模様になっていて、後ろ側は茶色一色でした。クアッガは警戒心が薄かったこともあり、肉や皮のために乱獲されました。1861年に最後の野生個体が射殺され、あとはヨーロッパに運ばれたものが生き残っていたものの、アムステルダムのMagistra動物園にいた最後の雌が1882年8月12日に死亡、絶滅しました。上の写真は生きているクアッガの唯一の写真で、1870年にロンドンのRegen't Park動物園で撮影されたもの。

フクロオオカミ(タスマニアオオカミ、タスマニアタイガー)


フクロオオカミは肉食の有袋類で、オーストラリアやニューギニアに生息していました。オーストラリア本土のフクロオオカミは何千年も前に絶滅していましたが、タスマニア島ではタスマニアデビルなどの固有種とともに残っていました。しかし、ハンティングに奨励金が出されたこと、病気、犬の輸入、人間による生息地の破壊などによって数が激減、1936年にホバートの動物園にいた最後の個体が死亡して絶滅しました。

フクロオオカミのはく製と骨格。

by cenz Creative Commons

なお、絶滅以降も目撃情報はありますが確実な証拠がないそうです。

ステラーカイギュウ

by Adonis Chen Creative Commons

1741年にベーリング海で発見されたほ乳類で、ジュゴンやマナティーよりも大きく、体長7.9m、体重3トンほどまで成長する。見た目はアザラシっぽいですが、ずんぐりした前足とクジラのような尾を持っていたようです。以前は北太平洋に広く生息し、南は日本やカリフォルニアにまでいたようですが、1768年に2、3頭が殺されたという記録を最後に絶滅したようです。発見からわずか27年でした。ステラーカイギュウも、グリーンランドなどで目撃情報がときどきあるものの、信ぴょう性は低いとのこと。

ステラーカイギュウの化石は世界でも北広島市に一つだそうで、その貴重な化石を以下のリンク先で見ることができます。

ステラーカイギュウ

オオツノシカ(アイルランドヘラジカ)


オオツノシカは最も大きなシカで、約200万年から7700年ほど前に、アイルランドからバイカル湖東部にかけて広くユーラシア大陸に生息していました。体高2.1mほどで、両方のツノをあわせた大きさは3.65m、ツノの重さは90ポンド(約41kg)にもなったそうです。

カスピトラ(ペルシャトラ)


トラの中では最も西側に生息していて、イランやイラク、アフガニスタン、ウズベキスタンなどにいたようです。世界で3番目に大きなトラでしたが、野生のものが最後に目撃されたのは1958年で、1970年代には絶滅したと考えられています。耳が短くて小さく、ほおの毛が豊かでした。オスのカスピトラの体重は大きいものでは240kgにもなったそうです。

オーロックス


ヨーロッパで絶滅した動物として有名なオーロックス。数百万年前にインドあたりで生まれて中東やアジアに移動、25万年前にヨーロッパにも到達したようです。中世には乱獲や諸侯が狩猟の対象としたため数が減り、1564年に行われた調査では残り38頭にまで減少。1627年にポーランドのヤクトロフカの森で最後の雌が死にました。この頭骨はスウェーデンの軍隊が持ち去り、今はストックホルムの王家武儀博物館に保管されています。なお、西アジアでは18世紀ぐらいまで生きていたとも言われています。

1932年になってミュンヘンの動物園長Heinz Heckが、オーロックスに近い特徴を残していた牛をかけあわせて復元に成功しました。この牛は本物よりは体格が小さく、Heck Cattleと呼ばれており、いまでもヨーロッパの動物園や農場でこのHeck Cattleの子孫を見ることができます。

Heck Cattleの子孫。かなりずんぐりした体格。


オオウミガラス


オオウミガラスはウミスズメ科の中でも特に大型で体長75cm、体重5kgもあり、飛べない鳥でした。かつてはカナダからアイスランド、イギリスまで数多く生息していましたが狩猟によって数が減少、1844年6月3日にエルダイ岩礁上で1羽が棍棒で殴り殺され、1羽が絞め殺されたことで絶滅しました。このつがいは抱卵中でしたが、卵は殻が割れてしまっていたとのこと。

ケーブライオン(ドウクツライオン、ホラアナライオンとも)


1985年にドイツのSiegsdorf近郊で見つかったオスの化石は肩まわりが1.2m、しっぽ抜きで体長2.1mと現在の大きなライオンとほぼ同じサイズでした。2000年ぐらい前まではバルカン半島に生息していたようです。古代の人がケーブライオンを狩っていたらしいことが洞窟壁画やその遺物からわかっており、絶滅の理由はそのあたりなのかもしれません。

ドードー

by Bibi Creative Commons

絶滅した動物としてかなり有名なドードー。モーリシャス(マスカリン諸島)に生息、飛べなかったため地上で生活し、果実などを食べていたようです。16世紀初頭にポルトガル人によってマスカリン諸島が発見され、その後入植者により乱獲されたり、入植者の持ち込んだ犬や豚によってヒナや卵が捕食されるなどして数を減らし、1681年に目撃されたのを最後に絶滅したと考えられています。

ドードーの化石。はく製も1つあったのですが管理状態が悪く、1755年に焼却処分されました。残っているのは頭部と足だけだそうです。

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in 生き物, Posted by logc_nt