DVDサイズに1テラバイトの容量が入る「TeraDisc」


次世代光ディスクの座を巡ってBlu-rayとHD DVDが火花を散らしていますが、もしかするとこの「TeraDisc」が争いを集結させてしまうかもしれません。

この「TeraDisc」技術を使うと、DVDサイズに1TB(=1000GB)の記録が可能。現時点で市販されている最大容量はBlu-rayの50GBなので、同じサイズで約20倍のデータが入ることになります。しかもこの「TeraDisc」は将来的には5TB(=5000GB)ものデータ記録が可能とのこと。

詳細は以下の通り。
How to fit 1TB of data on one CD-sized disc - News - Tech.co.uk

Mempile - Terabyte on a CD - TFOT

この技術を開発したのはイスラエルにあるMempile社。ディスクの厚さは1mm、記録層は200層。1層当たりの容量が5GBなので、5GB×200層=1000GBになるというわけ。

これが現物の試作品


2007年4月の段階では300GBの試作品が完成しており、以下に当時の記事があります。

イスラエルMempile社,容量300Gバイト強の光ディスクを試作 - 電子部品テクノロジ - Tech-On!

これが現在は1TBにまで到達した、ということらしい。

で、この「TeraDisc」は今までの光ディスクと違い、レーザー光が下の層まで届くように反射膜の光透過率を高めるのではなく、2光子吸収と呼ばれる非線形光学効果を用いて多層化を実現しているそうで、記録・再生には赤色レーザーを用いるとのこと。


3年以内にまずは企業向けに実用化を目指しており、初期プロトタイプモデルの読み取りドライブの価格は1台で3000ドル(約34万円)、記録ディスクは1枚で600GBの場合、30ドルから50ドル(約3480円~5800円)程度だそうです。当然ながら、民生用レベルになる頃にはもっと値段は下がっているはず。もしかするともしかするのかもしれません。

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in ハードウェア, Posted by darkhorse