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7歳のイスラム教徒の少年がアメリカで3度もテロリスト扱いされる


学校で良い成績だったご褒美にフロリダ旅行に連れて行ってもらった7歳の少年が、3回もテロリスト扱いされたそうです。このご時世なのでテロリストを警戒するのはわかるのですが、子どもに対してずいぶんひどい仕打ちです。

詳細は以下の通り。
Seven-year-old Muslim boy stopped in US three times on suspicion of being a terrorist | the Daily Mail

イギリスのブラックバーンに住む7歳のJavail Iqbal君は、学校の成績が良かったということで休日にフロリダ旅行に出かけました。しかし、母親らと一緒にマンチェスター空港で飛行機に乗ろうとしたところ、警戒リストに名前があるとのことで止められました。すべてのセキュリティチェックが終わるまで、家族は3時間も待たされることになりました。


ようやくフロリダ州オーランドにつき、一家はディズニーワールドなどで休暇を過ごしました。オーランドから次はペンシルバニア州フィラデルフィアへ移動というところでしたが、またも空港でストップがかかりました。今度は当局によってチケットが一方的にキャンセルされてしまい、Javaid君の身分が証明できるまで足止めを食らう羽目になりました。

Javaid君の父で麻酔科医のNadeem Iqbalさんは「息子はトラウマを負ってしまった、もうアメリカへは行きたくないと言っている」「システムは名前と生年月日やその他の情報を相互に参照すべきだ」と語っており、今は子どもの名前を改名するかどうか考えているそうです。

Javaid君がこんな目にあったのは、彼と同名の「Javaid Iqbal」というパキスタン人の男が「9.11」のあとにニューヨークで逮捕されたため。このJavaidはテロには関与していなかったようですが、書類を偽造していたために詐欺の罪に問われ、アメリカ国外へ追放ということになったそうです。このため、今も「Javaid Iqbal」という名前はアメリカ中のどの空港のシステムでもセキュリティにかかるようになっているとのこと。

彼らは2002年にサウジアラビアからイギリスに移り住んでおり、そのあたりも警戒される原因になったのかも。

常識的に考えると7歳の少年が自爆テロをするなんてことはありそうにないのですが、9.11以降のアメリカではそういう甘い考えは持ってはいけないようです。

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in メモ, Posted by logc_nt

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