メモ

7歳の少女をレイプした男の裁判で通訳が見つからず訴えが棄却される


メリーランド州Rockvilleにて、7歳の少女を何度もレイプした男が告発されていたのですが、裁判所が訴えを棄却したそうです。理由は、男が西アフリカの言葉しか話せず、その通訳を探すのに時間がかかりすぎたためだそうです。

詳細は以下の通り。
Interpreter Trouble Ends Sex-Abuse Case - washingtonpost.com

リベリアからの移民、Mahamu Kannehは2004年8月に少女に複数回暴行をはたらいたとして逮捕されました。彼はリベリアとシエラレオネで10万人ぐらいしか使う人のいないVai語の話者でした。検察は、Kennehが高校や短大に行っていたこと、刑事と英語で話していたことを指摘しましたが、裁判所指定の精神科医が通訳を使うよう勧めたため、裁判所は通訳を使うことにしました。


ところが、最初の通訳は事件の事実を知って動揺して法廷を飛び出してしまい、次の通訳は不完全な仕事はいやだと拒絶、三人目の通訳を見つけたものの家庭の事情でそちらに行ってしまったとのこと。最近になってようやくふさわしい通訳が見つかったのですが、判事は裁判にかなりの時間がかかり、リベリア移民の迅速な裁判を受ける権利を侵害しているとして、訴えを棄却する裁決を下しました。

通訳を探した裁判所の書記官によれば、Vai語の話者を探すため、リベリア大使館やほとんどの州の裁判所と連絡を取ったとのことで、話者の少ない言語の通訳を探すのがいかに難しいか実感します。

わからない言葉で裁判を勝手に進めるのは不公平とはいえ、棄却では被害者が納得しないような…。

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in メモ, Posted by logc_nt

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