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NTTドコモ、肉声に近い圧倒的に高音質な通話を可能にする技術を開発


従来の携帯電話よりも圧倒的に高音質な通話が可能になるシステムだそうです。これにより肉声に近い、臨場感あふれる会話が可能になるとのこと。

今の通話音質では確かに聞き間違いや、相手の声が普段と異なって聞こえることも多いことから、実用化されると携帯電話で通話することが多い人にはメリットがあるかもしれません。

詳細は以下の通り。
報道発表資料 : 高音質音声符号化技術を開発 | お知らせ | NTTドコモ

このリリースによると、携帯電話で通話する際、声はデジタル形式に変換(符号化)されるのですが、従来は300Hzから3.4kHzまでの周波数の音声をデジタル形式に変換していたのに対し、新しく開発された技術は、50Hzから16kHzまでの周波数の音声を変換できるようになるとのこと。これにより人間の音声に含まれる周波数は、ほぼ完全にカバーされるそうです。

新しい技術を使うとこんな感じに。従来よりもかなり幅広い周波数をカバーしています。


人間の聴覚の特性に基いて、小さい音ほど、よりきめ細かく符号化するそうです。


これにより携帯電話で臨場感あふれる、肉声に近い会話が実現可能となり、家族や友だちとの会話が、携帯電話で通話していることをほとんど意識させないリアルなものになるとのこと。ちなみに新しい技術でのデジタル変換は、従来の技術と同程度の情報処理量で済むそうです。

ちなみに以下のリンクによると、人間の聴覚は個人差があるものの、20Hzから15000Hz~20000Hz程度の周波数の音を聞くことができるそうなので、この技術はかなり肉声に近い音を再現できる模様。実用化はいつなのでしょうか。


聴覚 - Wikipedia

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in モバイル, Posted by darkhorse_log

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