日立、世界最小で粉末状のRFIDチップの動作確認に成功


日立が先日、世界最小の縦横0.05mm、厚さ5μm(マイクロメートル)で、粉末状のRFIDチップを開発し、動作を確認することに成功したそうです。

ここまで大幅な小型化を実現したことにより、商品券などの有価証券や各種証明書などに内蔵するなど、幅広い用途への活用が可能になるとのこと。

詳細は以下の通り。
世界最小0.05mm角の「非接触型粉末ICチップ」の動作確認に成功
従来の試作チップの面積比で9分の1の小型化を実現し、紙への漉き込みが可能に


このリリースによると、今回動作が確認されたRFIDチップは、現在すでに製品化されている「ミューチップ」というRFIDと同じ機能を保ったまま、超小型化を実現したそうです。

また製造工程でID(識別番号)データをROM(読み取り専用メモリ)に書き込むことから、番号の書き換えができず、高い真正性が保証されるとのこと。このチップとインターネット技術と結び付けることで、セキュリティや交通、アミューズメント、物流管理など多方面の分野での活用が可能になるそうです。

そして今回の大幅な小型化により、シリコンウエハ1枚あたりから取れるチップの枚数が飛躍的に増加し、現在製品化されている「ミューチップ」(0.4mm角)と比較すると60倍程度の生産性向上が見込めるとしています。

なお実際のチップは下の図の左のようなものだそうです。右は髪の毛一本との比較。


詳細は以下のリンクを参照のこと。

Hitachi develops RFID powder ::: Pink Tentacle

これだとどこについているのか分からなくなるので、容易に取り外せなくなりますね。

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in ハードウェア,   メモ, Posted by darkhorse_log