レビュー

粗大ゴミを10キロ58円で処理する方法~後編~


前編では尋常ならざるゴミの一部などを見てもらいましたが、あれほどの量でなくても持っていくことは可能です。税金で運営されている施設なので、遠慮無く持っていきましょう。

というわけで、大阪市の場合を見てみます。ほかの都道府県や市町村でも、ゴミ回収車が来るエリアであれば基本的に全部同じ手順でいけるはずです。


まずは最寄りの環境事業局にお電話。大阪市の場合はココ。

大阪市市民の方へ 環境局 お問い合わせ一覧

電話で前日に予約申し込みが必要で、持ち込みでゴミを処理したいと言えば、その種類を尋ねられるので回答。要するに可燃物か不燃物かと言うことです。可燃と不燃は一緒に処理できないので、分ける必要性があります。また、1日に1回しか行くことができません。人員は最低でも2名以上必要です。可燃で持っていくと決めた場合は不燃はダメ、不燃で持っていくと決めた場合は可燃はダメと言うようになっているので自動車への積み込みの際は要注意。また、自動車の車検証の写しが必要です。これはその自動車の最大積載量を見るためと、当日に施設へ行った際に書類に記入する必要性があり、ここで自動車のナンバープレートの内容などを書く必要があるため。普通ゴミと粗大ゴミとで持っていく施設が違うのですが、これは大きさの差です。例えば、普通ゴミで可燃物扱いだと、1辺が30センチ以上ならアウト、長細いものは1メートル以上だとアウト、などなど。施設によって違うので事前に問い合わせましょう。今回はあまりにも巨大なので、普通ゴミではなく粗大ゴミ扱いということで、なんと以下の破砕工場へ行くことに。

大阪市市民の方へ 大正工場(破砕施設併設)(たいしょうこうじょう はさいしせつへいせつ)

なお、普通ゴミでも粗大ゴミでも10キロ58円というのは変わりません、安い、安すぎる。今回の一連の利用で確実に数年分の支払った税金は取り戻してしまった気がします。それぐらいにお得感が強い。

順路としては、一般の持ち込みは南門からで、ここで計量。それから工場に行ってから再度計量、そして駐車場に止めて工場事務所で支払い、という流れです。


で、これがその大正工場敷地内。入り口が計量所になっているので一度計量します。


入り口の受付でこういう申し込み表をもらいます。初めてかそうでないか聞かれるので、初めてですと答えれば、どういうように回ればいいかは親切に案内してくれます。この申し込み表はあとで書く場所があるので、そこまで持っていくことになります。工場によっては順番待ちの間に書いておくことも慣れれば可能という場合もありました。


これが大正工場内の破砕施設内。ここまで自動車で入っていきます。市のゴミ回収車とか業者とかが来ている場合はしばらく待ちます。


大体こんな感じ。はっきり写っていないのは某事情によるためです。このあたりが限界。


大体こんな感じで捨てる場所の寸前までバックで自動車を入れます


奥の右に見えるのが入り口と出口を兼ねた道。白い建物が受け付け表を書く小さな事務所。書く内容は指示されるのでその通りに書きましょう。名前とか住所とか電話番号とか、ゴミの種別とか、ナンバープレートの番号とか、最大積載量とかです。


お、先客が出て行くようです。


というわけで、ベルトコンベアーになっている鋼鉄のゴミ捨て場みたいなところにガンガン捨てていきます。誰も手伝ってくれないので自分たちでがんばりましょう。捨てている最中はちゃんと見張りの人が付くので、違法な投棄は無理です。


捨て終わったら料金を精算するために再度計量後、料金支払いの受付窓口へ。ここの2階です。


というわけで、先ほどの700キロは4060円で処理できました。安い、安すぎる。ここまで行くためのガソリン代とか考えてもなお安い。大量のゴミ処理ができず困っている人は業者に頼む前に、持ち込みで処理できないかどうか電話で聞いてみましょう。

しかし、こんな経験、普通は死ぬまでに一度もしないような……。

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in メモ,   レビュー, Posted by darkhorse

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