ハードウェア

Intel、コアを80個搭載した高性能、超低消費電力CPUを開発


昨年9月のIDF(Intel Developer Forum) Fall 2006にて、Intelはコアを4つ備えたCPU「Quad Core(クアッドコア)」を発表しましたが、その時にお披露目されていた80個のコアから構成されたCPUの試作品が、ついに完成したそうです。

なおこのCPU一つでIntelが1996年にアメリカのサンディア国立研究所のために構築した、面積2000平方フィート(約186平方メートル)以上ものスペースと500キロワット以上の消費電力を必要とする、10000個のPentium Proプロセッサから構成された「ASCI レッド・スーパーコンピューター」と同等の性能を実現するとのこと。


とんでもないCPUですね…。

詳細は以下の通り。
インテル コーポレーション、「テラ時代」に向けた研究を推進

このリリースによると、今回開発された80コア搭載のCPUは、スーパーコンピューターにも匹敵する1秒あたり数兆回の演算速度(テラフロップス)を実現しており、テラバイト規模のデータ伝送処理能力があるそうです。これにより、かつてSF(サイエンス・フィクション)とされていた人工知能やビデオ通信、写真画質に迫るリアルなゲーム、マルチメディアのデータマイニング、リアルタイムの会話認識などが、将来的により身近なものになるとのこと。

そして驚くべきことに、このCPUは多くの既存のシングルコアCPUよりも少ない、62ワットの消費電力だそうです。そしてこのCPUの開発は、将来数億個のトランジスタをもつマルチコア・プロセッサーのより効率的な製造に道筋をつけるものだとしています。

ちなみにこのCPUは浮動小数点演算機能だけを備えており、Intelは市場に投入する予定はないとのことですが、これによって新しいプロセッサーの設計方法や高帯域幅の相互接続、エネルギー管理手法に具体的に役立つ示唆がもたらされたとのことなので、この技術を応用したパソコン用CPUの登場が望まれるところです。

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in メモ,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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