明治製菓の「56種類のチョコレート」を命がけで全部食べてみた~中編~


前回までのあらすじ~

以前に記事で書いた明治製菓の「100%チョコレートカフェ」に興味を持ったGIGAZINE編集部は苦労しながらなんとか注文フォームを埋め尽くすことに成功、ようやく注文を果たす。そして注文したことすら忘れてしまった12月13日午前……ついに「56種類のチョコレート」が届く。だがそれは今までの食べ物試食レポート史上、最も過酷な惨劇の幕開けだったのだ……。

というわけで、冗談抜きで命がけのレポートの中編を以下、お楽しみ下さい。胃腸が弱い人は絶対にまねしてはいけません。
さて、届いた箱を開けるとこんな感じでメッセージカードとか説明書がまずは見えます


実際のチョコはこんな端っこに。ほとんど緩衝材。


中に入っていたものを全部出してみた


これがメッセージカード。前回の注文時に入力したアレです。


メッセージの内容。この事実を知らされていない他の編集部員はコレを見て一瞬絶句していました。どうやら明治製菓からのメッセージと間違えたようです。


それぞれのチョコの説明が書いてある説明書。高級チョコにはこういうのがよく付いてますね。


ほかにもコースター、カップなどがおまけで付いてます。なんとなくカフェ気分を自宅でも味わえるというわけ。


箱は全部で8つ。中身はチョコが8個ずつ入っており、こんな感じで重なっています。


全部並べてみました。壮観ですね。


というわけで以下、延々とチョコを食べ続けることになりました。ここからは実況レポート風でお楽しみ下さい。実際に食べながらリアルタイムでメモしたものです。

まずは1から4。


裏には説明書きがあります。


中身はこんな感じ


それぞれのチョコは表面に文字が彫ってあります


裏面はこんな感じ


では、食べてみますね…。

1枚目:コートジボアール
結構重い感じ。ビターなチョコというよりももうちょっとだけ甘い。お酒が合いそうな感じ。

2枚目:ガーナ
かなり親しみのある感じの味。さっきのコートジボアールと明らかに味が違う。さっきのはなんとなく輸入チョコの味がしたがこれは確かに国内のチョコの味。

3枚目:マダガスカル
説明によると「フルーツのようなシャープな酸味」とあるが、確かにその通りでかなりおいしい。フルーツっぽいさわやかな甘み。これを主原料にしたらめちゃくちゃ受けるのでは?

4枚目:カメルーン
ココア用として珍重されているらしい。強い苦みが特徴らしいが、ココアっぽい味がするのでおいしく感じる。今のところ1枚目が一番ハズレっぽい。

ここで一度休憩。さらに56番まであることを再確認し、絶叫する編集部員たち。戦いはまだ始まったばかりだ。

5から8。地名シリーズが続く。


5枚目:タンザニア
ドライフルーツのようなフルーティさが特徴らしいが、3枚目のマダガスカルに近い。やっぱりこの系統はおいしい。

6枚目:サントメ
アフリカのギニア湾に浮かぶ小さな島「サントメ」のカカオ。味は甘酸っぱい感じで香りが強い。ハーブの香りと言うことだが、レモングラスをココアと混ぜたような感覚に陥る。今までのもそれぞれかなり香りが違うのだがこれは一風変わっている。

7枚目:メキシコ
どこかで昔食べたことのあるチョコの味。なんとなくジャリジャリした食感が強い。フルーティな香りと強い苦みが特徴とのことだが、明らかにどこかのお菓子でこんな味のチョコがあった記憶が……。

8枚目:コスタリカ
なんだか油っぽい食感。粘着質な味が口の中にまとわりつく。ナッティで重厚な香味とのことですが、確かにかなり重い。

次、9から12。まだ地名シリーズです。


9枚目:コロンビア
ハーブっぽいチョコの香り。コロンビア産のトリニタリオ系カカオ豆を使っているそうですが、なんとも言えない味。もはや味覚が麻痺してきているのかも知れない。

10枚目:ベネズエラアンデス
ベネズエラ共和国アンデス山脈山嶺地域限定のクリオロ種系カカオ豆を使ったもの。クリーミーな味とかなりビターな香りが同居しており、今までのものとは明らかに違う味がする。

11枚目:スルデラゴ(ベネズエラ)
ベネズエラ共和国スルデラゴ(マラカイボ湖南側)のカカオ。はっきり言うと味にむちゃくちゃ特徴があり、アーモンドチョコの味がする。というかアーモンドの味がする。これはすごい、強烈。アーモンドが混ぜてあるのかと思うぐらいです。

12枚目:チュアオ(ベネズエラ)
今までのチョコを全部混ぜたような味がする。あまりおいしくない。が、実はこのチュアオ、最高級品種の一つと言われている「クリオロ種」の原種に極めて近い、ベネズエラ共和国チュアオ谷(ベネズエラ幻の3谷のひとつ、と書いてある)産の貴重なカカオ豆だそうで。なるほど、だからこんな混ぜ混ぜした味がするのか。

13から16。地名シリーズ多すぎ。一体どれだけあるんだ?


13枚目:オクマーレ(ベネズエラ)
高級チョコの味。苦みや酸味がないとどうも高級チョコになるっぽい。で、実際にはこれも先ほどのチュアオと同じでオクマーレ谷(ベネズエラ幻の3谷のひとつ、またか)を産地とする希少なカカオ豆を使用。ということはあともうひとつあるのか……。

14枚目:チョロニ(ベネズエラ)
チュアオ谷に隣接するチョロニ谷のカカオ豆だそうで…なんだそれは。で、味は特徴のないただのビターチョコとしか言いようがない…本当にただのチョコの味。

15枚目:エクアドル
エクアドル共和国のアリバ種(ナシオナール種)のカカオ豆。最初は甘いのですが、食べ終わる頃には舌の根本の両端に妙な渋みが残って苦く感じます。後味は甘い感じが残る。花のような香りもすると言えばする。

16枚目:ペルー
編集部員全員一致で「熟れていない青い果物の味」がする。トマトの緑の部分とか、青いミカンとか、ああいう味。熟れてない味がする。説明によると女性的な甘い香りだそうです。なおー、ペルーは高品質なフォラステロ・カカオ種が原生していたと言われているそうで。

17から20。もうそろそろ地名シリーズは勘弁して欲しい。


17枚目:ブラジル
日本のほこりっぽい家屋の味。荒野の味。土の味。とにかくそういう表現がぴったり来る「土」の味がする。

18枚目:トリニダードトバゴ
渋みも酸味もこれまでのものと比べるとあまり目立たない。ハーブっぽい味、さわやかな感じ。最初はミルクチョコ風の甘みがありつつも後半になると渋さが軽く出てくる。

19枚目:ドミニカ共和国
特徴のないただのチョコ。何がどう違うのかさっぱりわからない。チロルチョコっぽい。説明によると「独特の発酵感と酸味」とあるが……どうやら説明も説明にならないようなレベルらしい。さっきからこの裏に書いてある説明を読んでいると、同じ表現がいっぱい出てくるので殺意を覚える…。

20枚目:グレナダ
さっきのチョコよりもさらに特徴のないチョコの味。チョコボールの味。普通のチョコをまとめて食べさせられた感じがする。非常に安全な味。ちょっとの甘みとちょっとの酸味とちょっとの渋み。万人に好まれそうなマジで特徴のない味。無難というか何というか…。カリブ海諸島のグレナダ産だそうで。

21から24。22でようやく地名シリーズはオシマイ。


21枚目:ジャワ(インドネシア)
舶来もののチョコの味。甘みがすべての特徴をかき消しているような感じ。ヘンに粉っぽい。ダークチョコレートとは思えない色の薄さで強い酸味が特徴らしいが、そういうのがかき消されている。

22枚目:スラベシ(インドネシア)
甘みが最後まで続く。食べ終わる最後まで甘いというのは意外にないのでなかなか変わっている。同時に酸味もちゃんと最初から最後まで続くので、口の中に入れてから最後まで味の変化があまりない。この時点で裏にある説明が段々手抜きになっているのを通り越して説明不能になっているのが分かり始める。

23枚目:カカオ70ニブ
食べるとちょっとビターな感じと妙な粒状感のざくざくとした感じが。説明によると、3種カカオのブレンドチョコレートにクラッシュしたカカオ豆「カカオニブ」を練り込んだそうで。これはかなりおいしい。今までのどこにどう変化があるのかわからないシリーズでもう嫌気がさしていたので、かなり新鮮。

24枚目:カカオ90ニブ
もはや犯罪の90%カカオ。もうやだ。粉っぽい、苦い、口の中に広がるカカオ。ぎゃーぎゃー。これはただの土です!

明治製菓の「56種類のチョコレート」を命がけで全部食べてみた~後編~」へ続く。

in 試食, Posted by darkhorse_log