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NTTドコモが推進する「Super 3G」は下り速度が100Mbps以上


先日取り上げた2011年までのWeb2.0の進展を予測した「ITロードマップ」においても紹介されている「Super 3G」ですが、下りが100Mbpsを超えるのと同時に、上りの速度も50Mbpsを超えるそうです。これにより高速映像配信など高度なサービス環境の提供が可能になるとのこと。

つまり「Super 3G」対応の携帯電話をモバイルPCと接続することによって、携帯電話のエリア内であれば出先でどこでもブロードバンドが可能になるということでしょうか。

詳細は以下の通り。NTTドコモ「Super 3G無線基地局装置」の開発・製造メーカーに選定
~トータルモバイルソリューションカンパニーとして、
海外展開を視野に入れた事業戦略を強化~


このリリースによると富士通はドコモの「Super 3G 無線基地局装置」の調達において、試作機ならびに商用装置の開発・製造メーカーに選定されたそうです。


選定を受けた富士通は複数のアンテナを使用し、伝送速度を向上させる技術である「マルチアンテナシステム」や周波数帯域を複数の周波数帯に分割してデータ伝送を行う「OFDM技術」といった周波数利用効率を向上させる技術の研究に取り組むとのこと。

ちなみに対するKDDI陣営は「ウルトラ3G構想」というものを立ち上げており、こちらも同様の高速伝送が可能になるとのことです。また「Super 3G」が現行のドコモの第三世代携帯電話で採用している「W-CDMA」と呼ばれる規格を発展させたものであるのに対して、「ウルトラ3G」はau(KDDI)の第三世代携帯電話に採用している「CDMA2000」と呼ばれる規格を発展させたものとなっています。

KDDI 会社情報: ニュースリリース > EV-DO Rev.Aの導入と次世代通信インフラ「ウルトラ3G」構想について

「Super 3G」「ウルトラ3G」に関しては下記のリンク内に記述があります

HSDPA - Wikipedia(「Super 3G」についての記述あり)
CDMA2000 1x - Wikipedia(「ウルトラ3G」とされる「次世代CDMA2000」についての記述のみ)

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in メモ,   モバイル, Posted by darkhorse_log

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