動画

「日本のスズメバチvsヨーロッパのミツバチ」のムービー


通常であれば外来種というのは元々そこにいた在来種を食い荒らしたりすると言うのが通例ですが、ハチの場合はスズメバチが尋常ではない強さであるため、放っておくと養蜂業者のミツバチが全滅してしまうそうで。

というわけで、高品質な写真と映像で定評のあるNational GeoGraphicから、3万匹もいるミツバチの巣がわずか数十匹のスズメバチに襲撃されて全滅する戦慄のムービーをどうぞ。
襲撃シーンのみを抜き出したムービー
http://youtube.com/watch?v=JDSf3Kshq1M

上記ムービーのミラー
http://gprime.net/video.php/hornetsvsbees

National GeoGraphicの提供するフルバージョンムービー(最初にCMが入ります)

大体、ミツバチの5倍の大きさがスズメバチはあるため、ミツバチはほとんど抵抗する手段を持たないそうです。

これぐらいの大きさがある

しかし、以前に見たテレビの番組などだと、襲ってきたスズメバチを集団で圧殺するとか、みんなで覆い被さって蒸し焼き状態にしてしまうとか、そういう迎撃方法が見られたのですが、どうなっているのでしょう?

スズメバチ - Wikipedia

この種に対抗するすべを持たないセイヨウミツバチの場合は攻防の関係は一方的であり、ミツバチの飼育者による庇護がなければ必ずといっていいほど全滅を余儀なくされる。このことが毎年セイヨウミツバチの飼育群から分蜂による野生化群があちこちで誕生しているにもかかわらず、日本で野生化、拡大するのを防ぐ要因になっている。


その他の部分も読めば分かりますが、日本固有種のミツバチは抵抗する手段を持っているが、外来種はこんな想像を絶するスズメバチに襲撃されることがないため、防衛手段を持っていないそうです。

オオスズメバチの「警報フェロモン」成分 - インタビュー - 環境goo

オオスズメバチにとって、ミツバチの巣は格好の餌場です。働き蜂は巣を見つけると、餌場マークフェロモンを出し周囲の木などにこすりつけます。これが揮発してほかの蜂に届き、働き蜂が集まり、3頭以上になると巣の前に陣取ってミツバチを噛み殺し始めます。
この時、セイヨウミツバチはなすすべもなく、オオスズメバチ数十頭が、わずか2時間足らずで4万頭ものミツバチを噛み殺し全滅させてしまいます。オオスズメバチはその後、中の幼虫と蛹を数日かけて自分たちの巣に運び込んで、自分たちの幼虫の餌とします。


スズメバチにとっては損害がほぼゼロで、収穫がたくさん、というわけですかね。

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in 生き物,   動画, Posted by darkhorse_log

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