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製造コストは20分の1以下、ついに長寿命で低価格な燃料電池が登場へ


現在携帯機器などで主流となっているリチウムイオンバッテリーに代わる新たなバッテリーとして「燃料電池」が期待されていますが、なんと従来の20分の1以下という超低コストで製造できる上に、長寿命を実現した燃料電池が登場することが明らかになりました。

製造コストの大幅な引き下げに成功したことで、普及にまた一歩近づいたということなのでしょうか。

詳細は以下から。
固体高分子形燃料電池用触媒の開発~白金代替触媒として世界最高水準を達成

このリリースによると、昭和電工は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「酸化物系非貴金属触媒プロジェクト」において、室温動作と小型軽量化が可能であるため、携帯機器、燃料電池自動車などへの応用が期待されている「固体高分子形燃料電池(PEFC)」用の新たな触媒の開発に成功したそうです。

新たに開発された触媒は、従来PEFC向けの触媒として用いられていた白金(プラチナ)などの貴金属に代わるもので、ニオブ(Nb)系あるいはチタン(Ti)系酸化物のそれぞれに炭素および窒素を配合したというもの。この触媒はプラチナよりも耐久度が高いため、PEFCの長寿命化が可能になるとのこと。

また、プラチナは高価である上に埋蔵量に限りがあるため、PEFCを普及させる上での障害となっていましたが、新たな触媒を利用することによって製造コストを20分の1以下に抑えられるとしています。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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