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ウィルコムが次世代PHS戦略を転換、NTTドコモの回線を使用か


今年サービス開始が予定されているウィルコムの次世代PHS「WILLCOM CORE」ですが、戦略を転換するかもしれないことが明らかになりました。

どうやら背景には資金面の問題があるようです。

詳細は以下の通り。
〔話題株〕 米カーライル[CYL.UL]がウィルコムの増資計画を撤回、ドコモ<9437.T>の回線使用で投資抑制 | マネーニュース | 最新経済ニュース | Reuters

この記事によると、ウィルコムに投資しているアメリカのファンドのカーライルが、ウィルコムに対する増資計画を撤回した上で、設備投資を抑制するためにNTTドコモの回線を使用する戦略に転換することが明らかになったそうです。


これはスポンサーに新株を発行して次世代PHSを導入するための資金を調達することができなかったためで、当面はNTTドコモのネットワークを使用することで設備投資を大幅に抑制する方針に切り替えたとのこと。

すでにウィルコムと同じく総務省から2.5GHzの周波数帯を割り当てられたKDDI系のUQコミュニケーションがモバイルWiMAXサービス「UQ WiMAX」を2月26日から開始することが明らかになっていますが、はたしてウィルコムの次世代PHSはどうなるのでしょうか。

他社と異なり基地局を細かく設置するマイクロセル方式を導入しているため、人口密集地でも通信速度が低下しづらいところに次世代PHSのメリットがありますが、今後の展開が気になります。

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in メモ,   モバイル, Posted by darkhorse_log

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