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「30代男性特有のニオイ」の原因をついに解明


男性は30代になると「自分の体臭が変化した」と感じ始めるとのこと。この点に着目してライオン株式会社ビューティケア研究所が研究を行った結果、特有なニオイを特徴付ける「使い古した食用油臭に似た独特のアブラっぽいニオイ」の物質が明らかになったとのこと。

また、原因を明らかにしただけでなく、30代男性特有のニオイを抑制する成分の開発にも成功したとのこと。

詳細は以下から。
-“男の曲がり角”はニオイも曲がり角!攻める男のニオイケアに朗報-「30代男性特有のニオイ」を解明

日本の20代~50代男性の約5割、若年層である30代男性でも約4割が自分のニオイを気にしており、加齢臭の原因物質である「ノネナール」とは明らかに違う物質であることまではわかっていたようです。


で、特定のために30代男性の体幹部を直接拭き取った脱脂綿より溶媒にて抽出したニオイ成分を「ニオイ嗅ぎガスクロマトグラフィ」を用いて、専門の研究員が臭気の評価を行い、推測していったとのこと。要するに、「ガスクロマトグラフィ」から溶出する成分のニオイを専門の研究員が直接嗅ぎ、ニオイの質や強度を評価する方法。なかなかキツそうです。

結果、30代男性は皮脂分泌量がピークであり、また、体幹部には皮脂腺が多く存在することから、体幹部より分泌された皮脂が酸化され、一部が「ペラルゴン酸」に変化したと推察されるとしており、この「ペラルゴン酸」が原因であるとしています。

そして、「30代男性特有のニオイ」は、皮膚から分泌される皮脂が酸化されることで発生することから、それに対する抗酸化成分の効果を評価した結果、「メマツヨイグサ抽出液」に高い酸化抑制効果があることを見出し、さらに30代男性による使用試験により、臭気抑制効果があることも確認したとのこと。

メマツヨイグサ抽出液の皮脂酸化抑制効果


メマツヨイグサ抽出液の臭気抑制効果


ちなみに、「メマツヨイグサ抽出液」は、ポリフェノールを豊富に含み、抗酸化作用、抗炎症作用や美白作用があることが知られ、化粧品などに用いられており、体臭の発生を抑制する作用があることを確認したのは今回が初めてになるそうです。

また、今後はこれらの技術を応用した商品開発を進め、30代男性に向けた商品を発売する予定らしい。一体どのような商品が登場するのか、期待大です。

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in メモ, Posted by darkhorse

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