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パスワードで保護されたExcelシートを解除するフリーのアドイン「Excel Password Remover 2008」


Excelのシートやワークブック単位でかけられた保護(ロック)を解除するために必要なパスワードを探り当てる無料のエクセルアドインです。編集しようとしたらパスワードが必要だったが、前任者などが退職してもういないのでどうしようもないという場合に非常に役立ちます。

使用できるExcelのバージョンはExcel 2000/XP/2003です。

ダウンロードと使い方は以下から。
Excel password: Excel password remover
http://www.straxx.com/excel/password.html

上記ページから「password.xla」をクリックしてダウンロードし、適当な場所に保存します。


次にExcelを起動し、「ツール」から「アドイン」をクリック


「参照」をクリック


先ほどダウンロードした「password.xla」を選んで「OK」をクリック


「Password remover」と表示されているのでチェックを入れ、「OK」をクリック


こういうメッセージが表示されればアドインの組み込みに成功したということなので「OK」をクリック


保護されたシートやワークブックを開き、「ツール」からシートの場合は「Unprotected sheet」を、ワークブックの場合は「Unprotected workbook」を選びます。


すると総当たりでパスワードの解析が始まり、解除されるとこのようなメッセージが出てきますので「OK」をクリックすれば完了です。


あと、解除できるのはあくまでも「保護」されたもののみで、Excelファイルを開くときに出てくるVBAパスワードなどは解除できません。


VBAパスワードの場合は以下のシェアウェアが役立ちます。

VBA Key - Visual Basic password recovery

また、基本的に総当たりでパスワードを順に試していくので、動いている最中はCPUを95%~99%程度まで使います。あまりにも長くて複雑なパスワードがかけられている場合にはそれなりの時間がかかるのを覚悟しましょう。逆に言えば、CPUがものすごく高速でなおかつ時間に余裕があるのであれば、理論的には必ず突破できる、というわけです。


なお、解除後にパスワードは表示されないのですが、以下の有料版であればパスワードの表示や全シートの一括保護解除、共有パスワードの解除なども可能だそうです。

Excel Password Remover PRO

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in レビュー,   ソフトウェア, Posted by darkhorse

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