コラム

急にお葬式をする場合に知っておくべき心得


先月末に実の父が亡くなったのですが、その際の教訓を生かすため、急にお葬式をする場合に知っておくべき心得をまとめてみました。実際のところ、人が亡くなるときは急に亡くなる場合が多く、あまり事前に準備する時間などもないのが実情ですので、何かの役に立てば幸いです。

今回は市営葬儀で家族葬をする場合、どのようなことを決めていく必要があるのか、そして合計でいくらほどかかるのかを示します。市営葬儀とは、住んでいる市町村の運営する斎場・葬儀場などを利用する葬式のこと。家族葬とは、ごく親しい家族などだけで行う葬式のことです。
■葬儀社を決める
葬儀社を決める方法は一般的には2種類。1つは生きている間に「互助会」などに入って葬儀代を積み立てておくというもの。この場合は亡くなってすぐに互助会へ電話連絡すれば、互助会に入る際に本人が決めた段取り通りにすべてがフルオートで進んでいくことになり、残された人たちの負担が激減し、煩雑な手続きがなくなります。変な話ですが、結果的に葬式にかなり集中できます。なお、積立金があってもある程度の出費(足りない金額など)は必要になることが多いので要注意。

もう1つは戸籍のある役所に連絡すること。こうすると市営の葬儀場を使わせてもらえるのに加え、提携している葬儀社も紹介してくれます。ほとんどの葬儀社は役所への手続きを代行してくれるのでかなり楽です。今回はこっちを選択したことになります。

■葬儀する場所
基本的に葬儀を行う場所をまず決める必要があります。基本は亡くなった方の戸籍・住所のある場所であれば市営葬儀をすることができます。場合によっては不可能な場合もありますが、喪主がその市町村に戸籍を持っていれば可能な場合が多いです。それ以外の場合は相場として2倍ぐらい高く付くので覚悟しておきましょう。詳細は住んでいる市町村のホームページに行けばわかります。電話番号も料金も書いてあることが多いです。

■亡くなる前に葬儀社に相談しておくこと
葬儀社には亡くなってから電話するよりも、危篤状態にある段階で連絡しておいた方があとがスムーズに進みます。可能であれば喪主になる方が行うのが最適です。必要な情報は、

・今どこに入院しているのか?

現在入院している病院の名前、住所、電話番号が必要です。

・どういう経過をたどっているのか?

何時頃から容態が悪化したのか、そして現在の状態。

・本人はどこの市民か?

市営葬儀場を使うのを希望していても、戸籍の関係で使えない場合があるためです

・どのような葬式のスタイルにするのか?

本人が家族のみを集めた「家族葬」を希望している、あまりお金はかけなくていいと希望している、など。

・葬式の参加人数はどの程度になる予定か?

友人や会社の同僚などにも連絡する場合には人数がかなり増えるので注意。

・予算(一番重要)

予算は今回の場合、市営葬儀使用料の7万8000円、式場使用料の3万3800円、ドライアイス代の5000円、それから遺影写真の1万2000円にその他諸々を加えて20万円程度を予算で組むことになりました。やりたいことと予算を伝えればその範疇で可能かどうかは、葬儀社に電話すればその場ですぐにわかります。

・遺影写真について

遺影写真はどういうものを用意すればいいのかというと、本人が写っているのであればどのようなものでもかまいません。アルバムから探し出してくることができればいいのですが、運転免許証の写真やパスポートの写真でもスキャンして作ってくれます。なお、白黒だと最安値で1万2000円ぐらいで済むのですが、カラーだと2万円になったりします。

・死亡届など

役所で必要な手続きの代行は葬儀社の方でほとんど行ってくれます。ただし、葬儀社には必ず「役所で必要な手続きの代行は予算内でどこまで行ってくれますか?」と聞くこと。ほとんどの場合は葬儀代にこれらの手続きも含まれているので問題ないのですが、念のため。

・喪主の名前と連絡先、葬儀の対象となる本人の名前を伝える

喪主は誰がなっても良いです。通常は葬儀社に連絡した近親者です。喪主の連絡先は携帯電話の番号でも問題ありません。

・亡くなってから遺体をどうするか(必須)

選択肢は3つ。
1:自宅(本人の住んでいた場所、一人用のマンションなどだとあまりにも狭いのでアウトです)
2:葬儀社の安置所(2万円)
3:市営の安置所(3000円)
市営は安い代わりに空いているかどうか不明なので、市営が使用できれば市営を、埋まっていれば葬儀社の安置所を使いましょう。

・お経は上げるかどうか、そして宗派はどこか

お経を上げる場合、別途「お布施代」がかかります。また、お経を上げる場合は当然ながら宗派も尋ねられます。参考程度に浄土真宗の場合は以下のようになりました。

お布施(初日のお経など):15万円
初七日:3万円
御車料・御膳料:2万円

この価格は葬儀社に払うわけではないので、葬儀社の明細書及び領収書には出てこないため、別途領収書を出してもらいましょう。税金の関係からも、領収書を書いてもらうと何かと後々お役立ちです。葬儀社に言うと「?」な顔をすることが多くて話にならないので、直接、お坊さんが来た際に尋ねれば問題ありません。


以上を決めればとりあえずOKです。あとは亡くなったらもう一度、葬儀社に電話すれば完了という次第になります。

■知っておくと役立つかもしれないこと
・夏場は遺体が傷みやすいのでできるだけ早く葬儀を済ませないとドライアイス代などがどんどんかさんでいくので要注意

・場合によっては「友引」でも特にこだわらないのであれば葬儀はしてもらえます

・家族葬の場合は参加者が少ないため、できるだけ早い日程で済ませることも可能で、焼き場に行ってお骨上げをしてからその日のうちに「初七日」をすることもできます

・骨壺は事前に用意することが可能で、仏壇などを扱う店に行けばすぐに手に入り、しかも葬儀社で買うよりも格段に安い。

・病院で亡くなると死亡診断書が1通もらえるが、これは火葬許可で原本が必要なので。そのため、これ以降の手続きで死亡診断書の原本が必要な場合はまた病院に取りに行く必要がある。なので、事前に何通欲しいかを伝えておけばその場でもらえるので後々の手間が減る。ただし、2通目以降は5000円程度の発行手数料がかかる。

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in メモ,   コラム, Posted by darkhorse

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